保健看護学科 Department of Nursing

保健看護学科Department of Nursing

人々の健康を包括的にとらえ、科学的根拠に基づいた知識と技術を用いて、人々の幸せに貢献する専門性の高い看護職者を育成します。

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学科の授業や実習、イベントなど最新情報をお届けします。

学びの特色

「健康生活支援実習」で、看護の原点を学ぶ。

1年次の夏に総合医療福祉施設「旭川荘」にて、初めての実習を行います。看護の対象である“人間”の理解と尊厳について考えを深める実習です。医療福祉を学ぶものとしての基本的な姿勢や態度を養うために、早期に実習を取り入れています。

附属病院や関連施設と連携し、質の高い教育を実現。

川崎医科大学附属病院や川崎医科大学総合医療センターの医師から病態、最新治療、予防に関する知識を学びます。また、臨床の看護職から最新の看護実践に関する知識を学ぶと共に実習指導を受けることができます。

看護師受験資格は全員、保健師受験資格も取得可。

看護師国家試験受験資格は全員が取得でき、加えて保健師の受験資格を取得することが可能です(選抜による定員30名)。卒業後、大学院への進学も可能です。

4年間の学び

臨地実習だけでなく、学内演習やグループワークの時間を多く盛り込むことで、実践力のある看護職者の育成を目指します。

1年次生

看護の対象である人々の健康と生活を支える基礎力を育む。
構造と機能

1年を通し、看護の対象である人間のからだの仕組みと働きを学びます。上級生で学ぶ疾病や治療の理解につながる基盤科目です。

生活援助技術論

看護実践力の基礎となる看護技術の基礎的スキルを身に付けます。講義で、技術の根拠や留意点を学び、演習で“できる”を目指します。

健康生活支援実習

総合医療福祉施設「旭川荘」における、入学後はじめての実習です。看護の対象である人間の理解と尊厳についての考えを深めます。

2年次生

専門的な知識・技術を深め、看護実践の基盤をつくる。
看護外科病態学・看護内科病態学

構造と機能の知識を基に、様々な疾患の成り立ちと、疾患によって起こる症状や治療について、外科・内科分野とも幅広く学びます。

成人看護学概論

人間の発達段階ごとに、特有な健康問題と健康レベルに応じた援助方法を学び、成人期にある人への基盤となる知識を身に付けます。

基礎看護学実習Ⅱ

入学後2回目となる病院実習で、はじめての長期間の実習です。2週間で対象者への看護ケアの一連のプロセスの基礎を学びます。

3年次生

講義や演習で修得した内容と臨地実習における看護実践を統合する。
臨床看護実践論

客観的臨床能力試験(OSCE)を導入し、実習及び看護師に必要な患者さんの状態を臨床推論できる基礎的能力の修得と態度を養います。

在宅看護援助論

在宅療養者と家族の生活をとらえ、訪問看護師の予防的ケアから看取りケアに至る多様な看護実践と多職種協働による継続支援を学びます。

領域実習

2つの関連病院及び福祉施設などで、7領域(急性・慢性・母性・小児・老年・精神・在宅)の実習から看護実践を展開します。

4年次生

将来希望する専門分野の知識を付け、社会に貢献できる素養を固める。
公衆衛生学

看護を取り巻く社会情勢や生活支援に必要な制度や施策を学び、科学的根拠に基づく看護実践に向けた基礎能力の獲得を目指します。

統合看護学実習

4年間の総仕上げとして、将来自分が目指す領域を選択し、各専門領域においてより専門性を深める実習を展開します。

卒業研究Ⅰ・Ⅱ

看護に関する疑問や課題の解決に通年で取り組みます。科学的な知見を整理し、自己の考えを論文としてまとめる力を修得します。

資格・免許

取得を目指す主な資格・免許
  • 看護師[国家試験受験資格]
  • 保健師[国家試験受験資格](選択履修)▶選抜による定員30名
〈保健師免許取得後申請〉
  • 第一種衛生管理者免許[国家資格]
  • 養護教諭二種免許状(選択履修)
〈大学院修士課程修了による受験資格〉
  • 助産師[国家試験受験資格]〈助産学研究分野〉
  • ただし、文部科学省における審査の結果、予定している教職課程の開設時期が変更となる可能性があります。

「資格・免許」の詳細はこちらをご覧ください。

目指せる職種
2023年度資格取得率
看護師

97.6%

全国平均87.8%

保健師

100%

全国平均95.7%

「国家試験合格率」についてはこちらをご覧ください。

就職データ

2023年度就職率

100%

前年度100%

予想される進路
  • 病院等医療機関
  • 福祉関連施設
  • 公務員等
  • 一般企業
  • 医療福祉学部保健看護学科時のもの

「就職状況」の詳細についてはこちらをご覧ください。

教育理念・目的・教育目標

教育理念

豊かな人間教育の上に専門の知識や技術、態度を習得して、保健・医療福祉等幅広い分野で、多様な人々と協働し活躍できる実践に強い人材を育成する。

目的

保健看護学科は、人々の健康に貢献する看護専門職業人の養成を目的とする。

教育目標
  • 1. 保健・医療福祉の視点を持ち、多職種と連携してチーム医療が展開できる看護実践能力を身につける。
  • 2. 地域社会全体の健康問題を捉え、人々の健康で豊かなライフサイクルを支援する看護実践能力を身につける。
  • 3. 多様性・複雑性に対応した看護を創造する能力を身につける。
3つのポリシー

学科からのお知らせ

News&Topics

看護実践力を身に付ける設備も充実

医療が高度化する中で、看護師には、身体に起こっている異常を発見しケアにつなげる観察力・判断力・技術力が必要とされています。実習室では、それらの能力を身に付けるため、各種のシミュレーターを整備し、授業以外の時間も自己学習できる環境を整えています。