リハビリテーション医学の領域は歴史が浅いだけに研究のテーマはそこら中に転がっているとみてよい。述べればいくつでもありますが、三つばかり拾ってみると、以下の様になります。
さていろいろ述べましたが、一緒に挑戦してみませんか?
高齢者の人口比の増大や医療の進歩による重症者の生命予後の改善等により、今後ますます重度でしかも重複する障がいをもつ障がい者の増加が予測されます。また、リハビリテーション医療の場が、医療領域中心から福祉・保健領域、さらに在宅へと多様な場へ拡がっており、これに伴い今後ますます理学療法士・作業療法士に独自の判断が要求される場面が増加すると予測されます。これらの社会的要請に応えるために、確かな知識に裏づけされた多様なリハビリテーション医療が提供できる人材を養成します。
日本では理学療法・作業療法の理論的枠組みがまだ十分に整備されていないのが現状です。質の高いリハビリテーション医療が社会から要求されている現状とのギャップを解決するために、科学的方法論の基礎が身につくような授業科目を配し、生涯を通じて研鑽を続ける学究的能力の涵養につとめ、研究が可能な人材を養成します。また、社会的に質の高いリハビリテーション医療が要求されている現状から、今後理学療法士・作業療法士を養成する4年制大学の増加が予想されますが、現在は教育者の不足が指摘されています。このため、学位取得を含め、専門職業人養成教育のできる人材を養成します。