「国内外の文献のクリティーク」「研究の意義と研究の倫理」「質的研究手法の習得」の項目を取り上げ、保健・看護学をさらに発展させていく研究方法論を学ぶ。
看護理論開発の歴史を概観して、保健看護倫理の分析と評価方法を理解する。主要理論について構成概念と特徴を理解した上で科学的看護サービスを提供するための活用方法と成果について探求する。
看護サービスの質向上に関連する看護諸理論や管理技法を理解する。人・モノ・コスト・時間・情報という資源を効率的に活用し、最善の生産性を得るための方策を理論や概念を用いて分析し、組織運営上の問題解決方法を探求する。
コンサルテーションの理論・概念、役割・機能、プロセス・展開方法、評価、援助技法等について学ぶ。さらに講義、事例分析、ディスカッションを通じてコンサルテーションを実践するために必要な能力を養う。
看護経済の構造はその国の経済の動向や国の健康づくり方策、国民の健康状態、受診行動、診療報酬、介護報酬、薬価、物価、人口構成などの影響を受ける。看護管理者に必要とされる経済的な思考、保健・医療・福祉財政と財源の理解、それらの再配分の概要、診療報酬や介護保険制度の仕組み、国・地方自治体の予算編成方針、人件費などを基本的な経済を学修する。
看護職者は保健・医療・福祉制度の中で看護実践する。保健・医療福祉政策および看護政策の現状と、 看護を規定する保健・医療・福祉制度の根拠となる関係法規と政策の形成過程を理解する。看護政策の動向と看護専門職が目指す看護政策について考察する。
日本の看護学をリードする次世代研究者の育成のための看護方法の確立に向けた研究について具体的に指導を行う。とくに、博士論文を作成するために必要な理論と研究開発に必要な手法の習得および論文作成の手法を学び、研究能力を発展させる。