大量生産とその消費を背景として、豊かなモノで成立していた20世紀に対し、少子化、高齢化が進展する21世紀では、量的な豊かさよりも質の高さや心理的な満足度が大切になってきています。本専攻は、医療福祉とデザインを連携させたデザイン領域の高度な専門知識と問題解決能力を身につけた専門性の高い職務を担う人材を育成し、より良い医療福祉環境の創造を目指します。
カリキュラムは21世紀に求められる医療福祉デザインの実現に向けて、基礎理論と次の4つの研究分野を設けています。
本専攻では、従来の意匠的・人間工学的・心理的側面に頼りがちであったデザイン手法に認知科学の手法や生理学的、審美的アプローチを加えて、論理的、科学的に分析・評価・検証できる実践的な研究を行います。