総合教育センター 主要科目 Comprehensive Education Center

医療福祉分野

「医療福祉」という総合的な視点を持つことを目標にした本学の特徴的な分野です。「医療福祉の源流」「入門医学概論」「医療福祉学概論」「生命倫理学」の4つの必修科目に加えて,選択科目の「医療福祉海外研修」があり、治療を目的とする医療と支援を目的とする福祉の密接な連携について理解を深めます。本学のみならず、川崎医科大学・川崎医科大学附属病院・川崎医科大学総合医療センター・旭川荘他での豊富な経験を持つ教員が科目を担当します。

【必修】入門医学概論

医療福祉は医学と密接な関係があるため、医学・医療の基本的な知識を学びます。また、医師としての知識や経験に触れ、福祉との関連や取得可能な資格の概説を受ける中で、医療福祉人としての確固たる基盤づくりを行います。

【必修】医療福祉の源流

社会において医療福祉の概念を真に実践できる人材育成のための導入的授業と位置づけ、医療福祉の知識と感性を身につけるとともに、旭川荘研修等を通して本学で学ぶ意味を自ら考えることを目的としています。

医療福祉海外研修
医療福祉海外研修

「福祉先進国」デンマーク、あるいは川崎学園と長い交流のある中国・上海の大学および各提携医療機関等での研修を通じ、海外の医療福祉制度やその基盤である歴史・文化について学び、視野を広げます。

【必修】医療福祉学概論

本学創設の理念や医療福祉学の概念を理解し、医療福祉の現場とそれに関連する制度や法律について現場の声から学びます。本学で学び医療福祉分野の専門職を目指す目的意識を醸成することをねらいとした科目です。

教養分野

人の多様性を理解し、すべての人を敬う心を持つと共に、自然の基本法則を正しく理解することを目標とした分野です。コミュニケーション能力の向上を目指す必修の「文章表現」のほか、人文科学系・社会科学系・自然科学系の豊富な選択科目を開講しています。

【必修】文章表現

論理的な構成に基づき、分かりやすく伝える力を養うことを中心とし、大学生に必要な日本語力の向上を目指します。

日本語リテラシー

日本語力を高めることを目指す選択科目です。文章力の向上を目指すコースと、外国人や高齢者などにもわかるようなユニバーサルデザインとして「やさしい日本語を学ぶ」を学ぶコースの2つがあります。

医療福祉の歴史

医療福祉の歴史を通史とともに人物、文学、音楽などさまざまな切り口から学びます。

社会学

人間理解の基盤となる視点や考え方を習得することを目的とし、様々なキーワードを中心に社会を読み解きます。

物理学

基本的な物理現象と基礎となる物理法則を学びます。その結果を用いて、身体に関係する現象を理解できることを示します。

数学

基本的な関数の性質、微分の考え方を学びます。その上で、身の回りにある典型的な現象を数学の考え方を用いて説明します。

人類学

文化人類学の基本的な考え方を習得し、医療福祉従事者にとって重要な異文化(他者)理解の視点を身につけます。

国際コミュニケーション分野

技術革新によって、グローバリゼーションが一層加速する中、政治・文化・経済などは、従来の国・地域といった物理的な垣根を越え、世界規模で拡大していく今日を迎えています。この分野は、その相互連鎖関係の構築に不可欠な国際的コミュニケーション能力を高めることを目標にしたものです。本学では、次のような科目を開講しています。

海外研修について

総合英語・実践英語
【必修】総合英語・実践英語

必修科目として、英語における4技能にbrush-upをかけます。大学での英語の学びの礎を確立します。

実践英会話
実践英会話

まさに国際言語としてのcommunicative Englishを体得すべく、native English-speaking teacherの指導により実践を積み重ねます。

英語インテンシブリーディング

多様なジャンルのtextを用いて、 精読、速読、多読などさまざまな読みを習得します。

初修外国語

中国語や韓国語を学びます。読み、発音、簡単な会話力の修得を目指します。

英会話(海外研修)

カナダでの語学研修を通して、英会話力の向上を図ります。また、留学生活を通しての様々な経験から、国際感覚を養います。

異文化理解(海外研修)

オーストラリアでの海外研修を通して、視野を広げ、多面的なものの見方と柔軟な思考力を修得します。

健康体育分野

健康と運動・スポーツの関係について考え、健康の保持・増進と体力の向上を目標とした分野です。必修の「健康体育リテラシー」と「健康体育基礎演習」を軸に、健康科学の視点から『体をつくる』ことの大切さを学びます。2015年度より、障がいをもつ学生に対する教育支援(特別対応教育支援)が行われています。

健康体育リテラシー
【必修】健康体育リテラシー

健康で活動的な人生を送るために必要な基礎知識を学び、日常生活での実践力向上を目指す講義科目です。

【必修】健康体育基礎演習

運動・スポーツを通して、他者に対する共感や思いやり、協調性を学び、今後の生活に活かす基礎を培います。自らの心身を適切に管理し、生涯にわたり健康・体力づくりを実践していく力を養う授業です。

健康体育基礎演習
健康体育実技「スポーツ系」

スポーツの楽しさを享受し、他者と協調しつつ技能や戦術を高め、主体的に実践することを目指します。

健康体育実技「フィットネス系」

自分のからだに意識を向け、基礎的体力の維持・向上を図り、生涯にわたる健康づくりの実践力を習得します。

健康体育実技「レクリエーション系」

レクリエーション運動の特性やルールを理解し、未体験の種目に対しても、他者と協同して積極的に取り組むことを目指します。

健康体育実技「アダプテッドスポーツ」

障がい者スポーツの意義と理念を理解します。幾つかのスポーツ種目を体験し、また障がいのある人との交流を図ります。

情報分野

ICT(情報通信技術)の発展とともに、パソコンやインターネットは日常生活の中で不可欠な道具となりました。この分野は情報リテラシーの習得を目標にしている分野です。情報リテラシーに必要となる知識を習得するための講義形式の授業と、大学の充実したコンピュータ環境を利用した技能を習得するための演習形式の授業により、日常生活で必要となる情報リテラシーを習得します。

【必修】情報リテラシー

基本的なICT(情報処理技術)と、それらを安全に利用するために知っておくべき情報セキュリティや情報モラルについて理解し、日常生活の中で安全にICTを活用することができるようになるための講義形式の授業です。

コンピュータ基礎演習

大学生活においてもICT(情報通信技術)の活用が前提となります。この授業はレポート作成(Word)や収集したデータの整理や集計(Excel)、成果を報告するためのプレゼンテーション(PowerPoint)などの基本的な操作ができるようになるための演習形式の授業です。

コンピュータ活用演習

表計算ソフト(Excel)には、データを分析するための多くの機能が備わっています。この授業は表計算ソフトの基本的な機能だけでなく、データ分析に活用できる機能の使用方法とその特徴について理解し、データ分析のために適切な方法を選択できるようになるための演習形式の授業です。

コンピュータ基礎演習

総合分野

現代社会の諸問題を学際的に議論する力の修得を目標にした分野です。様々な分野の専門家が担当するオムニバス方式の講義により、幅広い知識を修得します。「ボランティア入門」のように、実践を中心に学ぶ科目もあります。

健康と音楽
健康と音楽

音楽が人の健康に与える「いやしの力」について、音楽療法の理論と音楽体験により迫ります。

ボランティア入門
ボランティア入門

「障がいの理解」をもとに「障がい者スポーツ」や「移動介助」などの意義と理念、知識と技術を学び、社会的な問題の解決をする営みとして身近なボランティア観をつくっていきます。

睡眠学

「ヒトはなぜ眠るのか」「なぜ夢をみるのか」「不眠症」「夜勤の影響」など、ヒトの睡眠と健康の関係について学びます。

生命科学

「DNAとヒトの遺伝」「細胞工学」の立場から、生命現象とその多様性について学びます。

健康科学論

「運動」「栄養」などの視点から、生涯にわたり健康に過ごすための実践的な方法を学びます。

和の伝統文化

日本の代表的な伝統文化の特色と歴史について、「衣」・「食」・「遊び」のキーワードから学びます。

自閉症の理解と支援

自閉症とは何か?その最新情報に触れ、自閉症の認知の仕方(学習スタイル)および具体的な支援方法について体験的に学びます。自閉症の良き理解者になれるように。