臨床心理学科 カリキュラム Department of Clinical Psychology

本学科のカリキュラムの特色は、心理学の基礎知識と研究態度を身につけ、臨床心理学専門知識や技法を習得できるところにあります。
開講科目の中には、多様な講義とともに実験や実習をはじめゼミが用意されており、充実した基礎や臨床の心理学を学ぶことができます。
もう一つの特色として、極力選択科目を増やし、学生の自主性による心理学の学習が可能になっているところです。

主要履修科目

心理学研究法Ⅰ [1年次]

今日の心理学は、基礎から応用へという研究の流れがあり、その研究法も多岐にわたっています。この講義では、まず心理学研究における基礎的問題点を整理し、次に現代心理学の主要テーマがどのような研究法に基づいて扱われているかを考察します。さらに実験や調査のレポートの書き方を学んで、自らの卒業研究を完成させることができるようになります。

加齢心理学 [2年次]

高齢期は衰退と喪失の時期といわれる一方で、サクセスフルエイジング(上手な老い方)、プロダクティブエイジング(生産的老い方)という可能性が開かれていることが、近年指摘されるようになりました。本講義では、失うものと得るものとを複眼的にとらえる視点から、加齢についての心理学的研究を振り返ります。そのうえで認知症への理解、心理的アプローチ、介護者の負担感など、介護場面における諸問題について考えます。

障害者心理学 [3年次]

心や身体に障害をもっている人々をとりまく環境(福祉制度、物理的環境、心理的環境)について考え、障害のある人々の自立を促進するために有効な心理学的援助の可能性を探ります。

生理心理学 [2年次]

心と身体は相互に関わりあっています。例えば、何か心配事があると、なかなか眠れないことがあります。これは心配事という心理的なものが原因となって生じた生理的変化と考えられます。この講義では、まず身近な具体例を示しながら、心と身体がどのように関わりあっているかについて考えます。さらに、脳波や眼球運動などの生理活動が、福祉、産業などの分野でどのように活用されているかを紹介します。

精神医学Ⅰ・Ⅱ [3年次]

精神障害の症状、所見、予後および治療への反応性などを総合して、障害の病態と合理的治療、予防法を講義します。主要な精神障害について解説するとともに、精神症状の現れ方・とらえ方など、身体医学と異なる部分についても解説します。ビデオ等の教材も利用します。

心理検査法 [3年次]

心理検査は人間理解の技術として、さまざまな場面で用いられます。能力検査、人格検査、その他の検査、また高齢者や発達障害を対象とした検査など多様なものがあります。この講義では、心理検査の歴史・種類を概論的に学んだうえで、各心理検査について、成り立ち・特長・評価方法などについて学んでいきます。その中で主要な検査は、秋学期に開講される心理検査法実習で実際に体験します。