医療情報学科 Department of Health Informatics

医療情報学科Department of Health Informatics

人々の生涯の健康を支えるために、情報科学の知識・技術を備え、望ましい医療のための情報化推進に貢献する診療情報管理及び医療情報技術の専門家を育成します。

Point1

病院実習により、医療現場とその中での自分の役割を理解。

病院実習に備えて事前学習を実施した後、川崎医科大学附属病院などにおける様々な部署で実際の業務を体験します。病院の仕組みや、他職種との連携の中での医療情報担当者の役割を理解します。

Point2

就職を見据え、資格取得もきめ細かくサポート。

新入生を対象に、学科で取得可能な資格の概要や取得方法などの説明を行います。認定試験対策として、授業以外の時間を使った支援講座や模擬試験を実施します。

Point3

病院をはじめ、多彩な分野での活躍が可能。

医療機関はもちろん、IT関連企業でも医療に強い情報技術者が求められています。福祉施設や公務員など多方面でも活躍できるよう、1年次からモチベーションを高める指導を行います。

人々の生涯の健康を支える情報化推進に貢献するために、保健医療の知識と情報科学の技術を習得します。

1年次

情報技術と保健医療の基礎を学ぶ。
医学概論

保健医療の社会的役割、また医療や福祉を支える社会制度について多面的な方向から考えます。

医療情報システム概論

医療情報を正確に活用できるための一歩として、医療(診療)情報と通信技術の知識習得を目指します。

システム管理実験

コンピュータのメンテナンス、設定、ネットワークへの接続などを行い、「コンピュータを使える」ようになることを目標とします。

2年次

ソフトウェア、データベース等の情報技術や医学・医療制度を学ぶ。
臨床医学A・B

現役の医師を講師として招き、臨床の経験に基づく各診療科の主要な疾患、病因、診断、検査法、治療について講義します。

医療管理論

実務的な観点から、医療制度、診療報酬制度、医療管理、診療情報の利活用の基礎的知識を習得します。

ソフトウェア開発演習Ⅱ

システム構築やデータ処理に関わる技術としてプログラミングに焦点をあて、プログラムやシステム開発に必須の技術を習得します。

3年次

保健医療現場の課題発見から情報技術による解決を目指す。
病院実習

実習を通じて、医療人の心構えや病院情報システムの実際を体験的に学び、病院現場の情報課題を見つけ出します。

情報技術総合演習

病院実習で発見した課題に対し、ソフトウェア工学等の座学で習得したプロセスや手法で開発すべきシステムの企画や設計をします。

医療情報学研究法

医療情報学分野の最先端の研究を紹介することにより、卒業研究のテーマ探索の手がかりとすることを目的としています。

4年次

4年間の集大成。卒業研究論文を作る。
情報と社会演習A・B

社会人となることを目前とした最終学年の学生が身に付けておくべき教養と社会スキルを確認します。

ネットワークⅡ・同実験

個人あるいは数人のグループごとに1台のサーバ用コンピュータを使用し、主要なネットワークサーバを構築していきます。

卒業研究Ⅱ・Ⅲ

システム開発、データ分析、調査研究といった医療情報学の多岐にわたるユニークな研究が行われています。

就職・進学

資格・免許

取得を目指す主な資格・免許
  • 医療情報技師能力検定試験[日本医療情報学会認定資格]
  • 診療情報管理士認定試験[日本病院会他4団体共同認定資格]
  • 診療報酬請求事務能力認定試験[日本医療保険事務協会認定資格]
  • がん登録実務初級者認定試験[国立がん研究センター認定資格]
  • 医療情報基礎知識検定試験[日本医療情報学会認定資格]
  • 基本情報技術者試験[国家資格]
  • 応用情報技術者試験[国家資格]
  • 情報セキュリティマネジメント試験[国家資格]

「資格・免許」の詳細はこちらをご覧ください

目指せる職種

就職データ

2022年度就職率

100%

前年度96.6%

予想される進路
  • 病院等医療機関
  • 医療情報関連企業

「就職率」の詳細はこちらをご覧ください

News&Topics

はばたく医療データサイエンティスト

電子カルテに蓄積された大量の診療データをもとに、AIが医師の診断を助けたり、新薬の開発に利用されたりする時代が始まろうとしています。医療情報学科では、その礎となる医療データ分析を学び、未来の医療データサイエンティストを育成します。

教育理念・目的・教育目標

教育理念

望ましい医療のための情報化推進のリーダーとなる人材を育成する。

目的

医療情報学科は、情報科学の知識・技術を備え、望ましい医療のための情報化推進に貢献する診療情報管理及び医療情報技術の専門家の養成を目的とする。

教育目標
  • 1. 医学医療の高度な知識と情報技術を磨く。
  • 2. 医療人としての倫理を踏まえた豊かな人間性を養う。
  • 3. 「病院実習」により、医療現場についての理解を深める。
3つのポリシー