旧:医療技術学部 リハビリテーション学科 作業療法専攻
高齢者や障がい者に寄り添い、その人の機能の回復や自分らしい生活の獲得、社会への参加を支援するための専門知識・技術をはじめ豊かな人間性の備わった作業療法士を養成します。
専門家による講義や実習が充実しています。関連の医療機関での多くの実習で専門的な知識・技術を身に付けます。実習後のディスカッションで、得られた知識をさらに深めます。
作業療法士として附属病院で兼務している教員が指導に当たります。1年次からの臨床見学をはじめ、多くの臨床実習を通して、作業療法の基本技術や社会性を身に付けます。
1年次からの定期的な実力試験に加え、4年次に複数回の模擬試験、対策講義を実施。卒業生による作業療法業務説明会を開催し、就職への早期の意識付けを行います。
筋肉や神経、内分泌など、疾患の理解で必要となる生体のメカニズムについて学修します。
骨の部位や関節の名称、筋肉の走行や作用といった人体の正常構造を学修します。
臨床見学で得た疑問や興味を解決するための文献研究やグループ討議、発表を体験します。
革細工やマクラメなどの作業活動について、工程や用具、治療的応用、管理を学修し、作業が心身に与える影響について学びます。
関節可動域や筋力の測定など、対象者を理解するために必要な評価方法の知識と技術を修得します。
作業療法に関する研究をグループで行い、レジュメ作成や発表を通して、作業療法研究の進め方を学びます。
川崎医科大学附属病院にて、身体障がい領域における評価と治療を経験し、対象者の生活や社会参加を支援する方法を学びます。
川崎医科大学附属病院や学外施設にて、精神障がい領域における評価、治療を経験し、対象者の生活や社会参加を支援する方法を学びます。
ゼミ活動が開始となり、卒業論文を作成するための準備として、研究テーマの立案や研究計画書の作成、実験・調査を行います。
学外施設にて、臨床実習指導者のもと、作業療法実践を通して、作業療法士に必要な技能や臨床思考過程、態度を学びます。
研究系科目の総まとめとして、これまで行ってきた研究の成果を発表し、卒業論文を作成します。
模擬試験や対策講義、少人数グループでの勉強会を通して、国家試験の合格を目指します。
本学科は、リハビリテーション教育評価機構によりリハビリテーション教育に必要な施設基準およびカリキュラムを提供、実施できる養成施設として認定を受けています。
本学科は、日本作業療法士協会および世界作業療法士連盟(WFOT)の教育水準を満たしている養成施設として認証を受けています。
本学科は、日本作業療法士協会より「生活行為向上マネジメント」の推進を協力できる養成施設として認証を受けています。
100%
全国平均83.8%
(2019年度入学生実績)
作業療法士は病院やリハビリテーション施設、社会福祉施設などで、身体が不自由な人や精神に障がいのある人を様々な作業を通して治療し、社会復帰ができるよう援助・支援する専門家です。
認知症カフェは、認知症の方とそのご家族、地域の人々や専門職が気軽に集い、交流する場所です。作業療法士は、専門職として座席配置の工夫や会話の手助けを行い、参加者同士が会話しやすい場などを作ります。また、必要な時には介護や生活の相談を受け、アドバイスなどを行います。作業療法の視点と専門的な知識・技術は、認知症カフェを通じて、認知症にやさしい地域づくりに貢献しています。
豊かな人間性や社会性を根幹に確かな専門的知識と技術を有し、作業療法の対象となる人々の健康や幸福及び作業療法の発展に寄与できる優秀な作業療法士の育成を目指す。
作業療法学科は、リハビリテーションチームの一員として医療福祉に貢献できる専門的知識と技術を持ち、高い問題解決能力と対人関係能力の備わった作業療法士の養成を目的とする。