吉備国際大学
社会科学部 スポーツ社会学科 准教授高原 皓全さん(健康科学専攻 2011年修了)
私は他大学の福祉系学科を卒業後、川崎医療福祉大学大学院(修士課程・博士課程)へ進学しました。進学の動機は単純で、大学4年次に取り組んだ卒業論文でハマったからです。自分がフォーカスを当てた研究テーマに関する文献渉猟、実験計画の立案、様々な測定機器を用いてのデータ収集、データ分析、得られた結果から自分の考えを論文として執筆することなど、研究活動における一連の作業のどれもが自分にとって新鮮でやりがいがあり、夢中になって取り組みました。こんな活動をもっと専門的に高いレベルで続けたいという強い思いから大学院進学を決意しました。
研究活動を通して多くのことを学びました。常に客観的な視点で物事を捉えること、分かりやすく端的に説明すること、周囲の色々な人の協力があって成り立っていることなどは研究活動以外の場面においても大きく影響を与えてくれました。
大学院には自分の興味のある研究に夢中になっている大人が集まっています。年齢、性別、学歴、職歴、生育歴などルーツの異なる人たちと多くの時間を共にし、夢中になって研究に取り組む人がこれからも増えてほしいと思います。そんな生活に少しでも興味のある人はぜひ、川崎医療福祉大学大学院の門を叩いてほしいと思います。
健康運動指導士
川崎医療福祉大学
医療技術学部 臨床栄養学科 助教四元 晴輝さん(健康科学専攻 2020年修了)
私は、修士課程の研究テーマ「ジュニアアスリートに対する栄養ケア」をさらに追及したいという思いから博士課程に進学しました。
在学中は研究に行き詰まったり自分の進むべき道に迷ったりすることも多々ありました。そのときに指導教員の先生からいただいた「出る杭は打たれるけれど、出過ぎた杭は打たれようがないのだから、今はあなた自身の強みを見出すことに心血を注ぎなさい」というお言葉を励みに、自分のやりたいことに挑戦できる環境に身を置くことで、運動・スポーツ栄養学の専門性に磨きをかけることができたと感じています。
現在は、本学の助教として研究と学生教育に携わる傍らで、行政、学校教育の現場、職能団体などから有難いことに様々なご依頼をいただくようになりました。主に、国体候補選手への栄養サポート、中学校部活動に対して食育を進める栄養教諭へのアドバイザー、スポーツ栄養学に興味を持つ栄養士・管理栄養士の卒後教育などの取り組みを進めています。自分の長所を伸ばしていただいた博士課程での経験がライフワークになりつつあると実感しています。
管理栄養士、健康運動指導士