医師の診療・研究・教育・経営活動を補佐し、医療チームをサポートして、医療サービスの円滑化を図る高度な専門知識・技能を備えた医療秘書を育成します。
医療秘書には医療チームが最高の力を発揮できるように、段取りや気配りをする力が求められます。高度な情報処理能力・プロジェクトマネジメント手法を習得した医療秘書を目指します。
幅広い資格取得を支援する体制を整えています。中でも、秘書検定、診療報酬請求事務能力認定試験、診療情報管理士などでは全員合格を目指してサポートを行っています。
川崎医科大学や附属病院等と連携して、最新の知識と実務を融合させた教育を提供。学外実習では、医師の仕事や患者さんへの理解を深め、チーム医療での役割を認識します。
医師をサポートする医療秘書に必要な基礎力として、オフィスマナー、応対業務やスケジュール管理、慶弔業務など幅広く学びます。
医療機関を訪れる外国人患者さんに対し、異文化や多様性を考慮した受付や対応ができるコミュニケーション戦略を学びます。
医療秘書業務について、ロールプレイ等で演習。これからの医療秘書に必要な実践的な技能を身に付けることができます。
臨床現場の最前線で活躍する大学病院の医師から、臓器別に各疾患の概要、診断、検査、治療法などについて学びます。
医療保険制度のしくみ、診療報酬制度や診療報酬請求事務に関する知識や技能を修得し、医療マネジメントの基礎を学びます。
病院情報の流れを理解し、医療現場で実際に使用されている電子カルテシステムで操作方法を学び、代行入力の演習を行います。
医療機関の業務を理解するために、学外実習では川崎学園内の大学病院で9週間実習し、医療の本質やチーム医療の実態を学びます。
現場のマネジャーに必要な国際プロジェクトマネジメント標準のうち、作業分解、コミュニケーションマネジメント等を学びます。
診療情報管理士認定試験の専門対策講義。日本病院会の教育問題集から集中的に学習をすすめ、合格レベル到達を目指します。
診療報酬請求に必要な公費負担医療、労災・自賠責保険、総括について学びます。また介護保険の仕組みや請求についても学びます。
異文化に関するテーマを介し、英語でディスカッションを行いながら文化の多様性やコミュニケーション技能を学びます。
3年間の学習成果を総括して、各自が設定したテーマにもとづき先行研究を検討。適切な方法により研究を進め、論文にまとめます。
公益財団法人実務技能検定協会が主催する「秘書技能検定」合格者3,780名(1級・準1級)の中から、成績優秀者として、本学科の2名が全国表彰されました。これらの賞は、上位2%の人に贈られました。
望ましい医療秘書像の構築を試み、実践的な医療秘書の実務能力の養成、並びに秘書として高い資質を有する人材を育成する。
医療秘書学科は、医師の診療・研究・教育・経営活動などの業務を、段取りマネジメントの専門知識と技能で支え、医療チームが円滑に機能し、よりよい医療を提供できるようにサポートする医療秘書の育成を目的とする。