健康体育学科 「衛生管理者プログラム」について Department of Health and Sports Science

「衛生管理者プログラム」について
〔医療福祉学科・健康体育学科〕

川崎医療福祉大学の医療福祉学科と健康体育学科では、「衛生管理者免許関連科目群」の単位を取得して卒業した場合、無試験で「第一種衛生管理者免許」を取得(厚生労働省の認可を受けている)できます。
医療福祉学科および健康体育学科で、第一種衛生管理者免許の取得を目指す学生をまとめて「衛生管理者プログラム」の学生と呼ぶことにします。

産業社会の進展・変化により労働形態は急速に変容してきています。すなわち、技術革新の急速な進展、本格的な高齢化社会等、社会経済情勢の変化に伴って労働者を取り巻く環境が大きく変容しつつあります。また、労働者の健康に対する意識は、肉体的健康の維持から、心身両面にわたる健康の保持、増進へと大きく変化してきています。

これからの産業に求められる衛生管理では、有害業務に関する職業性疾病予防策というより、①高齢化社会への急速な移行に伴う生活習慣病(成人病)対策、②OA化等の技術革新、さらに、職業環境・労働態様の著しい変化に伴うストレス対策(メンタルヘルス)、③労働者の健康増進対策、④障害者の雇用問題――などが重要な課題となっています。労働者が抱える問題は、質および量とも大きく変化してきています。

このような状況の中で、「衛生管理者プログラム」では、医療福祉の視点(医療福祉モデル)で、働く人たちのQWL (Quality of Working Life:労働生活の質)の向上を目指す活動を実践していく人材を育成します。

1.「衛生管理者プログラム」の目的

「衛生管理者プログラム」は、労働生活に関わる健康、福祉、環境、安全の問題に対処できる人材の育成を目的とします。

2.「衛生管理者プログラム」の教育の達成目標

以下の目標が達成できるように学習を進めていきます。

  • 1. 第一種衛生管理者免許を取得する。
  • 2. 「医学モデル」と「社会モデル」を統合した「医療福祉モデル」の視点を持つ。
  • 3. QWL (Quality of Working Life:労働生活の質)の向上を目指して、労働者個人、その家族および労働者集団の健康と福祉を考えることができる。
  • 4. 企業活動と地域社会との関わりについて、健康、福祉、環境、安全の視点から考えることができる。
  • 5. 労働安全衛生上の問題に対して、作業環境管理、作業管理および健康管理の立場から、解決策を考えることができる。
  • 6. マネジメントシステムの基本的な手法であるPDCAサイクル*をあらゆる場面で活用・実践できる。

* PDCAサイクル:目的を明確化し、[plan→ do→ check→ action] を繰り返すことにより、継続的に改善を進めていく手法。

3.プログラムの特長

「衛生管理者プログラム」では、第一種衛生管理者(厚生労働省管轄の国家資格)の取得を達成目標の一つとしています。
医療福祉学科および健康体育学科では、一定の科目(衛生管理者科目:学生便覧参照)を取得し、かつ、卒業要件を満たせば、第一種衛生管理者免許を無試験で取得することができます(川崎医療福祉大学は厚生労働省の認可を受けている)。
「衛生管理者プログラム」では、労働者のQWLの向上を目指して、産業領域(医療・福祉等のサービス業も当然含みます)で、労働生活に係わる環境、安全、健康、福祉の問題に対処できる人材(産業領域でのソーシャルワーカー・コーディネーター・ファシリテーター)の育成を目的として学習を進めます。

4.将来の活躍分野

「衛生管理者プログラム」が目指す人材は、すべての業種で必要とされます。企業の安全衛生部門、総務・人事関連部門など衛生管理に関わる分野は広いと考えます。
社会福祉施設・医療機関等のサービス業では、利用者・患者のQOL (Quality of Life)の維持・向上のためのサービス活動を実施していますが、サービスを提供する労働者のQWLの維持・向上も重要課題です。したがって、社会福祉施設・医療機関等のサービス業での活躍も期待しています。