医療福祉施設、特に病院環境におけるデザインの応用・貢献により、利用者・患者が安心かつ快適に療養に専念できると共に、医療スタッフが診断・治療行為に一層専心できるように、医療システム(機器・道具・環境等)や関連情報を患者、医療スタッフ双方にとってより良い方向に導き、ひいては医療現場におけるデザインの成果領域の確立を目指します。
医療福祉領域の専門知識や高度な技術を駆使し、制作研究を通じて創造的思考による問題解決能力を養い、医療現場や福祉施設における良好なビジュアルコミュケーションの可能性を探求し、医療福祉デザインの成果領域の確立を目指します。
器官構造理解のため組織・病理標本観察を指導、構造の分析・理解をすすめ、肉眼レベルの理解をミクロレベルで補完します。並行して次世代に向けてのCG等ビジュアルイノベーションに対応した技能と表現方法を習熟させ、これらを基盤に院生が専門臨床現場で作成したイラストについて、表現を深化させます。