臨床栄養学専攻(修士課程) Master's Program in Clinical Nutrition

命の源泉を支える臨床に強い
高度専門家の育成

人口構成における少子高齢化と要支援・介護人口の増加、ライフスタイルの変化と多様化、そして生活習慣病の増加と広域年齢化は、より高度な専門的知識と技術を習得した臨床に強い高度栄養専門職への社会的ニーズを高めつつあります。また、保健、医療、福祉領域における学術研究の急速な進歩と学際化、そして関連専門職の密接な連携を必要とするチーム医療体制の発達は、関連専門分野の知識や技術をも備えた高度栄養専門職の活躍に大きな期待が寄せられています。本学大学院修士課程は、保健、医療、福祉領域を網羅した12専攻から構成されています。臨床栄養学専攻では、これら関連専門領域との連携の下に、より広い視野から、人間を中心においた高度な臨床栄養学を修得することができます。

社会的ニーズに対応した教育・研究

近年における国民医療費増大の多くは生活習慣病に関わる経費であり、適切な食生活・栄養管理を介した生活習慣病の予防と治療には、社会的に大きな期待が寄せられています。とくに、高齢者人口の増加やライフスタイルの多様化は、生活習慣病の予防と治療に資する栄養学研究データの蓄積と、その成果を実践の場で活かすことのできる高度専門職業人育成への社会的ニーズを高めています。
本専攻では、川崎医科大学、同附属病院、社会福祉施設等の関連施設との密接な連携の下に、医療・福祉の実践現場で解決が迫られている臨床栄養学的課題に基づいた密度の高い教育・研究を行っています。

きめ細かな個別研究指導

本専攻カリキュラムは、基礎栄養学、医療栄養学、および食品科学の3つの専門研究領域から構成されています。それぞれ充実した指導教員と研究設備の下に講義・演習が提供され、きめ細かな個別研究指導が受けられます。課程修了に必要な単位は、各専門領域を中心に修得してその専門性を高めることができます。また、各領域を網羅した広い視野から臨床栄養学を学ぶことも可能です。