感覚器の障害の理解には発生過程の理解や神経病理学的な知識が不可欠で、2研究群に共通する専門基礎科目を設定しています。
視力、光覚、調節、視野、色覚、立体視を含む両眼視機能、瞳孔反応、眼球運動、眼位保持などの機能について正常、異常を研究します。
言語聴覚摂食嚥下機能に関する病態生理と臨床検査法を学び、実際の障害の評価・訓練法について研究します。
視覚情報を司る視機能を感覚面、統合面、運動面から分析し、正常機能と異常病態について究明し、その成果をもとに、訓練等による治療法等を研究します。
言語聴覚摂食嚥下障害を形態、機能の面から、神経系の可塑性、機能再編成の原理と治療法を研究します。
本課程の特徴的な研究で、視覚障害や言語聴覚摂食嚥下障害などを一つに包含する感覚障害の総合的な分析を行うものです。神経学、画像診断や電気生理学的手法などによる高次脳機能の解明によって、新しい感覚矯正学を開発します。