基礎造形やデザインの専門科目に加え、医学系の授業や実習を豊富に設けた独自のカリキュラムを設定。デザインによる問題解決を考察・実現する応用的な科目も履修します。
医療福祉の現場での見学・調査・ヒアリングを通して、課題の発見・解決に取り組み、チーム運営を体験。最大8週間の学外実習では、現場に必要なデザインの役割を考え実践します。
近年、医療サービスとしての情報発信や環境整備が行われ、医療や病院の現場を理解したデザイナーが求められているため、美術・デザイン系として高い就職実績を上げています。
発想トレーニングと色彩・形態・テクスチャーについて、課題制作を通じて体験し、デザインの基礎知識や技法を習得します。
スケッチやドローイングを通して形・面・量など造形を支える要素を探求し、観察力や構成力、表現力を身に付け創造性を養います。
顕微鏡観察をはじめ、やさしい医療モデルや川崎医科大学現代医学教育博物館などを活用し、人体の構造や仕組みの基礎を学びます。
様々な医療福祉専門職による講義から、職種連携の知識を学び、医療福祉環境におけるデザインの在り方について幅広く考察します。
臓器の形状を整理し、視覚表現上のポイントをおさえた描画を重ねることで、わかりやすく正確なイラスト表現を習得していきます。
デザインとイラストレーション、それぞれの専門性を高めるための課題制作に取り組み、知識・技術を習得します。
医療現場でのイラストニーズと、その目的や根拠を知り、現場に応じたイラスト制作スキルを習得します。
医療や福祉の現場で役に立つ3DCG、3Dスキャン、3Dプリントなどの最新表現技術を学びます。
わかりやすさと説得力をあわせ持ち、共感が得られるプレゼンテーションの方法と資料の作成技術について学びます。
病院や福祉施設において、デザインスタッフとして求められる能力の涵養とデザインスキルの統合を目指します。
医学・医療の知識をもとに、正確でわかりやすいイラストレーション制作に必要な技術と、表現バリエーションを習得します。
社会と医療福祉デザインの接点を探り課題を設定し、研究・制作に取り組みます。学生たち自身で卒業制作展を企画し、運営を行います。
100%
前年度94.1%
人間の幸せに寄与するデザインを追求し、豊かな人間環境の創造に貢献し得る人材を育成する。
医療福祉デザイン学科は、医療福祉分野において、デザインの力を応用して主体的に価値創造と問題解決ができる人材の養成を目的とする。
国立がん研究センターと共同で、がん登録実務者研修用テキストのためのメディカルイラストレーション制作に取り組んでいます。多くの医療情報を取り扱ってきた国立がん研究センターのニーズに、医療福祉デザインを学んでいる学生の視点から、新たなメディカルイラストレーション表現の提案を行っています。制作したイラストレーションはアーカイブ化され、公的な医療機関や公共機関などでも使用されています。