医療福祉デザイン学科 Department of Design for Medical and Health Care

医療福祉分野において、デザインのセンスとスキルを応用して主体的に価値創造と問題解決ができる人材を育成します。

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学科の授業や実習、イベントなど最新情報をお届けします。

学びの特色

  • デザイン+医療福祉を融合した日本唯一のカリキュラム。

    基礎造形やデザインの専門科目に加え、医学系の授業や実習を豊富に設けた独自のカリキュラムを設定。デザインによる問題解決を考察・実現する応用的な科目も履修します。

  • 病院での見学・実習をもとに、問題発見・解決能力を養う。

    医療福祉の現場での見学・調査・ヒアリングを通して、課題の発見・解決に取り組み、チーム運営を体験。最大8週間の学外実習では、現場に必要なデザインの役割を考え実践します。

  • 医療福祉デザインで、全国に広がる活躍の場。

    近年、医療サービスとしての情報発信や環境整備が行われ、医療や病院の現場を理解したデザイナーが求められているため、美術・デザイン系として高い就職実績を上げています。

4年間の学び

デザイン+医療福祉を融合した日本で唯一のカリキュラム。ホスピタルデザイナーやメディカルイラストレーターを育成します。

  • デザインの基礎力と医学・医療の基礎知識を学ぶ。

    ベーシックデザインⅠ・Ⅱ

    発想トレーニングと色彩・形態・テクスチャーについて、課題制作を通じて体験し、デザインの基礎知識や技法を習得します。

    デッサンⅠ・Ⅱ

    スケッチやドローイングを通して形・面・量など造形を支える要素を探求し、観察力や構成力、表現力を身に付け創造性を養います。

    人のデザインⅠ・Ⅱ

    顕微鏡観察をはじめ、やさしい医療モデルや川崎医科大学現代医学教育博物館などを活用し、人体の構造や仕組みの基礎を学びます。

  • 人体・医療の豊富な知識で、ニーズに対応する表現技術を修得する。

    医療福祉とデザインⅠ・Ⅱ

    様々な医療福祉専門職による講義から、職種連携の知識を学び、医療福祉環境におけるデザインの在り方について幅広く考察します。

    メディカルドローイング

    臓器の形状を整理し、視覚表現上のポイントをおさえた描画を重ねることで、わかりやすく正確なイラスト表現を習得していきます。

    医療福祉デザイン演習Ⅰ

    デザインとイラストレーション、それぞれの専門性を高めるための課題制作に取り組み、知識・技術を習得します。

  • 医療現場での実習を通して、卒業後のビジョンを明確化する。

    ホスピタルイラスト

    医療現場でのイラストニーズと、その目的や根拠を知り、現場に応じたイラスト制作スキルを習得します。

    3Dグラフィックス

    医療や福祉の現場で役に立つ3DCG、3Dスキャン、3Dプリントなどの最新表現技術を学びます。

    ビジュアルプレゼンテーション

    わかりやすさと説得力をあわせ持ち、共感が得られるプレゼンテーションの方法と資料の作成技術について学びます。

  • 専門性を深めると共に、自身と社会との接点を見つける。

    ホスピタルデザイン

    病院や福祉施設において、デザインスタッフとして求められる能力の涵養とデザインスキルの統合を目指します。

    メディカルイラスト

    医学・医療の知識をもとに、正確でわかりやすいイラストレーション制作に必要な技術と、表現バリエーションを習得します。

    卒業研究Ⅰ・Ⅱ

    社会と医療福祉デザインの接点を探り課題を設定し、研究・制作に取り組みます。学生たち自身で卒業制作展を企画し、運営を行います。

資格・免許

取得を目指す主な資格・免許

  • 認定医療デザイナー[ホスピタルデザイン研究会認定資格]
  • 福祉住環境コーディネーター[東京商工会議所主催検定資格]
  • ユニバーサルデザインコーディネーター[日本UD研究機構検定資格]※要講習
  • 色彩検定[(社)色彩検定協会検定資格]※文部科学省後援

「資格・免許」の詳細はこちらをご覧ください

目指せる職種

就職データ

  • 2024年度就職率

    100%

    前年度100%

  • 予想される進路
    • 病院等医療機関
    • 福祉施設関連
    • 一般企業
    • 公務員

「就職状況」の詳細についてはこちらをご覧ください。

教育理念・目的・教育目標と3つのポリシー

教育理念

人間の幸せに寄与するデザインを追求し、豊かな人間環境の創造に貢献し得る人材を育成する。

目的

医療福祉デザイン学科は、医療福祉分野において、デザインの力を応用して主体的に価値創造と問題解決ができる人材の養成を目的とする。

教育目標

  • 医療福祉環境を含めた社会全体における相互の信頼関係を育み、デザインによるコミュニケーション能力を養う。
  • 医療福祉現場における様々な問題を、主として利用者の観点から発見し、それを解決するためにデザインのセンスとスキルを応用できる能力を養う。
  • イラストレーション能力を生かして、医療福祉業務を高度にサポートする技術を修得する。

3つのポリシー

学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)

医療福祉デザイン学科では、大学及び医療福祉マネジメント学部の学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)を踏まえ、デザインを通じて医療福祉社会に貢献できる人材を育成するという目的を達成するために、認定医療デザイナーをはじめとする医療福祉デザイン専門職に必要となる所定の単位を修得し、以下の学習成果を獲得した者に学位を授与する。

  1. 幅広い教養、豊かな感性、人間理解、並びに国際的コミュニケーション能力を身につけるとともに、一人の人間として、他者と関わるための豊かな心を持ち、福祉社会の担い手と成り得るための体力を身につける。
  2. かな人格形成の基本と専門領域につながる基礎的な学力を養うとともに、専門領域を超えて問題を探求する姿勢を身につける。
  3. 医療福祉という総合的な視点を持ち、学際的に議論する力の修得を通して、物事の本質を見抜き、医療と福祉の両分野における多様な課題を解決し得る判断力を養う。
  4. 4年間にわたる体系的な学習を通して、専門的な医療福祉人に必要な高いレベルの専門的学力や技術力、さらには、スペシャリストとしての指導力を身につける。
  5. 医療福祉の知識及び高度なデザインのセンスとスキルを修得し、デザイナーやイラストレーターとして、医療福祉の現場と社会を結ぶ創造力を身につける。
教育課程の編成・実施方針(カリキュラム・ポリシー)

医療福祉デザイン学科では、大学及び医療福祉マネジメント学部の教育課程編成・実施方針(カリキュラム・ポリシー)を踏まえ、医療福祉デザイン学に関する科目を体系的に配置し、高度な専門性と実践力に重点を置いた教育課程(カリキュラム)を以下のとおり編成し、実施している。

  1. 高い教養と専門科目を履修するために必要な基礎学力、豊かな人間性を身につけるための「基礎教育科目」を配置する。
  2. 医療福祉環境を含めた社会全体における相互の信頼関係を育み、デザインによるコミュニケーション能力を養うために「専門科目」を配置する。
  3. 医療福祉現場における様々な問題を、主として利用者の観点から発見し、それを解決するための実践力を重視した実習に関する科目を配置する。
  4. イラストレーション能力を生かして、医療福祉業務を高度にサポートする技術を修得する。
入学者の受け入れ方針(アドミッション・ポリシー)

医療福祉デザイン学科では、大学及び医療福祉マネジメント学部の入学者の受け入れ方針(アドミッション・ポリシー)を踏まえ、医療・福祉現場でのデザイン専門職を目指す以下の学生を入学者として求めている。

  1. 社会において創造的に活躍し、人の役に立ちたいと考えている人
  2. 新しいことを企画し、身の回りの問題を発見して解決しようと努める人
  3. ものづくりなどの造形的活動によって表現することに喜びを見出せる人

学科からのお知らせ

大きく広がり続けるコラボレーション

国立がん研究センターと共同で、がん登録実務者研修用テキストのためのメディカルイラストレーション制作に取り組んでいます。多くの医療情報を取り扱ってきた国立がん研究センターのニーズに、医療福祉デザインを学んでいる学生の視点から、新たなメディカルイラストレーション表現の提案を行っています。制作したイラストレーションはアーカイブ化され、公的な医療機関や公共機関などでも使用されています。