デザインの力で医療チームの想いをかたちにする
特色ある病院を実現するためにイベントの企画・運営、空間計画、誘導表示計画などの環境整備や、院内外へ向けた情報提供に資するポスター、リーフレット、WEBなど広報関係の制作と情報発信を行う、高いデザインスキルと医療福祉の知識を兼ね備えたデザイナー。利用者が安心して治療に専念でき、スタッフがより質の高い医療を提供するための環境を、デザインによって分かりやすくする役割を担っています。
認定医療デザイナーや福祉住環境コーディネーターなどの専門資格を取得し、病院へ就職します。病院内にデザイン部門や広報など情報発信部門が設置されるようになり、本学の卒業生も活躍しています。
医療福祉デザイン学科では、デザインと医療福祉を融合させた日本唯一の学科として、基礎造形をはじめ、日本では他に類をみないメディカルイラストレーションなどの専門科目に加え、医学・医療福祉系の授業やデザイン実習を豊富に設けた独自のカリキュラムを設定しています。また実践的な病院実習が用意され、各現場で求められているデザインの役割を考え、実現する力を養います。
日本初の医療専門デザイン資格「認定医療デザイナー」の資格取得では、在学中に所定の単位を修得することで試験の一部が免除されます。検定試験に合格すると、医療関連領域におけるデザイナーとしての社会的な役割推進能力と信用が客観的に認められることとなり、就職活動に有利になります。
医療スタッフは、利用者のために「もっとこうしたい」「こんなものがあったら良いのに・・・」といった向上心や探求心を持っています。思いがあっても作れないイメージをデザインの力で形にし、完成に近づけていくことで、医療者と利用者・スタッフを繋ぐパイプのような役割を果たしています。
など、主に病院のイメージアップやブランド化に貢献する業務を行っています。
利用者や地域の方・スタッフが、「ありがとう」「素敵」と笑顔になった時は本当に嬉しいです。
人の役に立ちたい、助けたいという気持ちとアイデアを裏付ける専門知識をもってプランを立てられる人。また、自分から積極的にコミュニケーションを図り、成長したいという意欲が欠かせません。