少子高齢社会における社会保障体制を持続可能なものにするためには、医療福祉分野においても適切なマネジメントが欠かせません。急速な情報化への対応のみならず、人材育成、資金・物品管理、デザインなどを統合的に学ぶ専門的人材の養成が急がれています。本専攻は、これまで積み上げてきた医療情報学研究領域をデータサイエンスとして捉え、組織運営や情報活用などに還元できる学問を探求します。実践的な研究や演習を通して、次世代の医療福祉に貢献できる医療福祉マネジメントの専門家の育成を目指します。
医療福祉マネジメント分野においては、AI技術の進化やビッグデータ分析・活用の拡大などを踏まえたデータサイエンスに関する知識や技術の必要性が高まっているほか、医療福祉専門職が多職種連携のもとでチーム医療・ケアを実施する際のマネジメント能力を備えた人材も求められています。そこで本専攻では、学際的な研究能力と実践的な業務遂行能力を身に付けるため、研究テーマに合わせた実務家教員による指導を行います。