臨床栄養学科 カリキュラム Department of Clinical Nutrition

関連専門職とのチーム医療における栄養専門職としての資質を高めるため、他の類似の管理栄養士養成施設に例を見ない教育カリキュラムを設けています。その一例は、環境要因の一つとして人間栄養学を捉えた栄養生態学、解剖生理学と生化学の知識を統合的に理解する医療生理・生化学と基礎疾病学、そして食品機能科学などの専門基礎教育です。さらに、社会的弱者の食生活・栄養管理を学ぶ福祉栄養学、高度IT技術を栄養学に導入した栄養情報学、これからの栄養指導に不可欠なカウンセリング論などの高度専門教育に力を入れたカリキュラムを設けシラバスの充実を図っています。これらと社会現場との接点教育を高めるため、他大学では体験できない密度の高い長期の学外臨地実習を設定しています。

主要履修科目

管理栄養士概説 [1年次]

管理栄養士が活躍する分野は、健康増進から疾病予防・治療、アスリートから寝たきり高齢者、妊娠期から小児期・思春期・成人及び高齢者まで多岐にわたります。これらの分野で活躍する管理栄養士の役割について、様々な角度から解説します。

食事摂取基準論 [2年次]

食事摂取基準を栄養管理に活用できることを目標として、基本的な考え方や活用にあたっての留意点、各栄養素の特徴と関連する生活習慣病との関わり、ライフステージにおける栄養特性を理解できるように包括的に解説します。

基礎疾病学Ⅰ・Ⅱ [2年次]

病気(疾病)を頭から目・耳・鼻・口、胸、お腹、全身、女性・男性などに分けて考え、そこでみられる病気の成り立ち、症状、診断と治療の方法などを中心に説明します。その後に、学んだ知識を整理するために症例演習を行い、各担当グループ別にその成果を発表します。

臨床栄養管理Ⅰ [2年次]

糖尿病や脂質異常症などの生活習慣病では、日々の食事の摂り方が治療や予防に影響を与えます。食事療法が病気の治療や予防に重要となるこれらの疾患を中心に、必要栄養量についての考え方や食事指導などの栄養管理について学びます。

栄養教育論 [3年次]

国際化、高齢化などにより食生活が大きく変化し、しっかりとした栄養の知識をもって生活をしなければ身体に不調をきたすことがわかってきました。この講義では、対象者に応じた栄養教育プログラムの作成・実施・評価を総合的にマネジメントできるよう行動科学的な講義を行います。

福祉栄養学 [3年次]

高齢虚弱者や心身に障害を抱えた人たちのQOL[Quality of Life:生活の質]向上に向けて、その健康管理は社会的に大きな課題です。本講では、これらの問題解決に関わる法制度、日常生活、特に食生活および栄養状態の実態と問題点、改善のための対応策について学びます。