医療技術学専攻(修士課程・博士後期課程) Master’s Program in Health Science and Technology・Doctoral Program in Health Science and Technology

医療技術学領域の発展に寄与できる
教育者・研究者及び指導者を育成

近年、在宅医療や遠隔医療の進展とともに、手術支援ロボットの導入や人工知能(AI)の医療への応用など、先端的な医療技術が著しく進歩しており、それらの先端医療技術を担う人材の育成が強く求められています。さらに、新型コロナウイルスの対策や治療を含む先端医療の現場において、医療技術だけでなく多職種連携が不可欠です。こうした社会情勢や医療技術の変化に対応すべく、医療技術学における高度な専門知識を持つとともに、幅広い人間性と見識を持ち、将来、医療技術の中枢を担う臨床工学分野と臨床検査学分野、診療放射線技術学分野を統合した高度医療技術の専門職業人及び教育者・研究者の育成を目指しています。

【臨床工学研究コース】

医療機器そのものの開発・研究だけでなく、医療技術に関連した研究に興味がある皆さんの学びと研究の場を提供します。研究分野は、工学系、医学系、そして臨床工学系と多岐にわたっており、より高度な研究に繋げられるように複数名で指導する体制を取っています。本学内だけでなく、隣接する川崎医科大学の研究施設も利用でき、先端医療に関する優れた研究環境が整っています。こうした活動を通じて、社会貢献できる人材の育成を目指しています。

【臨床検査学研究コース】

臨床検査学・生命医科学を専門とする指導教員が充実しており、生体機能の統合的理解と生命科学の深い専門的知識の修得を目指し、病因・病態の解析を行うことによって、科学的見地から医学・医療に貢献できる学識・技能及び実践力の獲得を目的とした学問分野です。加えて、豊かな人間性、優れた感性を身につけ、臨床現場に戻った際にはチーム医療の中核となれる人物の養成に繋げることを目指しています。

【診療放射線技術学研究コース】

診療放射線技術学の基盤となる理学、工学分野に精通した指導教員および実際に診療放射線技師免許や専門認定を有し、臨床経験を持った指導教員による指導体制をとっています。川崎学園の医療施設、研究施設と連携し、医学的なエビデンスだけでなく、常に論理的、技術的な裏付けを確認して、画像検査、放射線治療の臨床現場、教育現場にその成果をフィードバックすることができる教育者・研究者の育成を目指しています。