自閉症・発達障害支援に携わる教師・療育者・ソーシャルワーカー等の現任者およびTEACCH実践者を目指す人を対象とします。
川崎医療福祉大学は、2004年にノースカロライナ大学医学部TEACCH部と学術協力を目的に姉妹大学の提携をしました。それ以来、日本で唯一、「TEACCHプログラム」という名称を正式に使用することのできる機関として機能してきました。
このコースでは、TEACCHの理念に基づいた自閉症・発達障害者支援の理論および実践技術習得を目指します。
学内教授陣に加え、全国各地のTEACCH実践者の協力の下に、講義・演習・実習を行います。 教育カリキュラムは、全国で最初の医療福祉大学である本学の特性を活かし、大学院医療福祉学研究科医療福祉学専攻修士課程科目も組み入れた充実したものです。本コースのプログラムとして、(1)自閉症学概論、(2)自閉症児(者)支援・援助特論、(3)コミュニケーション研究、(4)TEACCHプログラム特論、(5)高機能自閉症研究、その他――がカリキュラムに組み込まれています。
具体的には、以下のように学習を進めていきます。
これらの学習課題を達成することにより、自閉症・発達障害支援に関わる高度な専門家・実務者・実践者の養成を行います。
下記の科目表により、必修科目28単位ならびに選択科目8単位以上を修得すること。
授業科目 | 単位数 | 履修の方法 |
---|---|---|
TEACCHプログラム特論Ⅰ | 2 | 必修28単位 |
TEACCHプログラム特論Ⅱ | 2 | |
TEACCHプログラム演習Ⅰ | 2 | |
TEACCHプログラム演習Ⅱ | 2 | |
自閉症学概論 | 2 | |
自閉症児(者) 支援特論Ⅰ | 2 | |
自閉症児(者) 支援特論Ⅱ | 2 | |
コミュニケーション研究 | 2 | |
自閉症の病理 | 2 | |
高機能自閉症研究 | 2 | |
医療福祉学実習 | 4 | |
医療福祉学特別研究Ⅰ | 2 | |
医療福祉学特別研究Ⅱ | 2 | |
精神医学特論Ⅰ | 2 | 選択8単位以上 |
精神医学特論Ⅱ | 2 | |
人間行動学特論Ⅰ | 2 | |
人間行動学特論Ⅱ | 2 | |
発達障害児(者) 福祉学特論Ⅰ | 2 | |
発達障害児(者) 福祉学特論Ⅱ | 2 | |
医療福祉制度特論Ⅰ | 2 | |
医療福祉制度特論Ⅱ | 2 | |
医療福祉学基礎演習Ⅰ | 2 | |
医療福祉学基礎演習Ⅱ | 2 |
働きながら自閉症支援の専門性を高められるよう、夜間や休暇などを利用して修学できるように社会人学生をサポートします。具体的な履修計画については担当教員が個別の相談に応じますので、医療福祉学専攻までお気軽にお問い合わせください。
一部曜日の夜間と土曜日の活用や、週に1回・半日通学を組み合わせるなどして、受講・指導を受けることができます。(※開講時間は年度ごとに入学予定学生と相談・調整します) また、講義の他に180時間の実習および修士論文の執筆・指導がありますが、入学学生の状況を配慮し、実習場所や指導時間等を調整します。
土曜日の1~4限と平日の午後4・5限に履修できるように計画し、半日の休暇を利用して通学することも可能です。
2年分の学費で、3~4年間に修学期間を延長することもできます。
社会人の場合には免除される試験科目があります。
医療福祉学研究科 医療福祉学専攻 TEACCH活動研究室
TEL:086-462-1111㈹ 内線54822(担当:諏訪・小田桐・山本・重松)
担当教員 | 職名 | 担当科目 |
---|---|---|
諏訪 利明 | 指導教員 | TEACCHプログラム特論Ⅰ・Ⅱ |
山本 茜 | 指導教員補佐 | TEACCHプログラム演習Ⅰ・Ⅱ、医療福祉学実習 |
小田桐 早苗 | 指導教員補佐 | TEACCHプログラム演習Ⅰ・Ⅱ、医療福祉学実習 |
重松 孝治 | 指導教員補佐 | 発達障害児(者)福祉学特論Ⅱ |