医療情報学専攻(修士課程) Master's Program in Health Informatics

医療福祉分野における情報化を支える
新しい学問体系を指向する

「医療」「福祉」「数理」の視点から医療技術を支援する学問

急速な医療情報の増加に対処するため、今、医療福祉分野に精通した医療情報学の専門的人材の養成が急がれています。本専攻は、医療支援システム学研究、情報システム工学研究、数理情報学研究の3つの大きな柱で編成されています。医療情報学を医療福祉分野を支える理論と手法に関する実学指向の学問として捉え、「医療」[福祉」「数理」それぞれの視点から現在の医療情報のあり方を追求し、研究や演習を通して、医療福祉に貢献できる医療情報の専門家の育成を目指します。

医療情報を総合的に捉え、これからの医療のための情報化を推進する

「医療」「福祉」「数理」の3つの柱は、それぞれに特徴ある研究分野ですが、特に医療福祉のために情報科学に関する研究は、本専攻の特色です。また、3つの分野を横断的に教育し研究していくことも特筆すべき点です。現在の医療情報を有機的に体系化し、医療情報を総合的に捉え研究していくことで、医療福祉支援システムの多面的開発や電子カルテなどを統合した高度病院情報システムの開発に際して数理解析手法に強い、これからの医療にふさわしい情報化を担う人材として不可欠な実践力を身につけます。