心臓の電気信号の伝わり方、心筋梗塞など心臓の病気の成り立ちや検査法などを調べる循環器検査と呼吸機能測定装置を使用して、肺活量や肺の機能などを調べる呼吸機能検査を学びます。
赤血球や白血球、血小板などの成熟過程と形態、止血のしくみを学びます。次に貧血や血液悪性腫瘍、血液凝固異常をきたす疾患を診断するための検査法と結果の解析を学びます。
様々な病原微生物の形態学的な特徴や顕微鏡観察を行うための染色方法、生化学的性状検査などを学びます。また、検査を組み合わせて病原微生物を確定していく過程や治療に有効な薬剤を見つける検査を行い、感染症の診断や治療に役立つ実践的な実習を行います。
病原体や異物を排除し病気からからだを守る免疫のしくみや免疫細胞の働きを学び、免疫異常を診断するための検査法について学習します。また、安全な輸血を行なうために血液型検査や血液製剤と患者さんの適合性検査について学びます。
疾患の診断や治療に使われる薬物が生体内でどのように変化し、どのように作用するのか、生体がどのような反応を示すのかを学び、薬物の効果、副作用について学びます。さらに医薬品の取り扱い上の注意点についても学びます。
臨床検査技師の使命と役割、臨床検査部門の業務と管理、検査の精度保証(精度管理)、検査の安全管理など臨床検査全般にわたるさまざまな管理について学びます。
医療の発展やゲノム医療、チーム医療、在宅医療などの国策により変化する臨床検査技師業務において、臨床検査技師等に関する法律、医事法、薬事法、保健衛生法、労働衛生法など医療に関する関係法規を学びます。
医学の進歩、科学技術の発展に伴って変貌する臨床検査学の研究に触れ、研究全般のあり方、進め方を学ぶとともに、指導教員に配属して先端的・特徴的な研究に関わりその成果を研究論文にまとめ、卒業研究発表会にてプレゼンテーションすることにより将来研究者として独立できる能力を養います。/p>