保健看護学科 学科ニュースNews

2019/06/07 受動喫煙対策の早期実施を~世界禁煙デーに岡山県知事を表敬訪問しました~

世界禁煙デーの5月31日、岡山県禁煙問題協議会の会長・副会長とともに、受動喫煙対策の早期実施の協力要請のため、保健看護学科3年生が岡山県知事を表敬訪問しました。
昨年度、同協議会の西井会長からたばこの講義を受けた看護学生が、自身の体験を元に受動喫煙対策の早期実施を訴えたものです。

知事へのお願い文面

岡山県知事 伊原木隆太 様

私たちは、昨年、たばこの害に関する講義を受け、その中で呼気中の一酸化炭素濃度を測定する「スモーカライザー」の体験をさせて頂きました。私は今まで、タバコは一度も吸ったことはなかったのですが、その日測った自分の呼気中一酸化炭素濃度は8ppmでライトスモーカーに分類されました。私はその日まで、吸いたい人は吸えばいいと思っていましたが、なぜ他人が吸っているタバコの煙で、自分の健康が害されるのか、ととても腹立たしく感じました。

また、講義では、たばこと慢性閉塞性肺疾患(COPD)の関連についても学びました。肺がんの危険性のみでなく、様々な健康の影響について正しく理解し、将来保健医療従事者として、たばこの害で辛い思いを抱く人が少しでも減るようサポートしたいと強く感じました。

受動喫煙による死亡者数は年間15,000人と推計されています。大学生は飲食店でのアルバイト等で受動喫煙の害にさらされる機会が多いです。公共施設以外でも受動喫煙防止への取り組みの強化をどうぞよろしくお願いします。

川崎医療福祉大学 医療福祉学部保健看護学科 3年 吉川直彦 西谷駿 森ひとみ 金廣都幸

その様子は、複数の新聞記事に掲載されました。