保健看護学科 学科ニュースNews

2024/02/29 認定看護管理者1名 がん看護専門看護師2名 合格しました

西村 瑞穂 (川崎医科大学附属病院 10階西病棟 看護師長)
私は、2019年4月、川崎医療福祉大学大学院 医療福祉学研究科 保健看護学専攻に入学しました。「看護管理者が行う看護スタッフへの研究支援」が主な研究テーマであり、多くの教員の先生方にご指導いただきました。2020年からはコロナ禍となり、病院勤務と大学院を両立することはとても大変でした。しかしながら、指導教員や仲間の支えがあり、2021年3月無事修了することができました。
2023年4月から認定看護管理者認定審査を受験する準備を始めました。その際、認定看護管理者である上野瑞子先生、芳賀佳子先生に受験対策の学習会を開いていただきました。過去問題を一緒に考えたり、小論文を添削していただいたり、多くの時間を割いていただきました。両先生の体験談や勉強のコツ、また信念とされている看護観は、とても勉強になりました。感謝の気持ちでいっぱいです。
今後は、看護実践の場の認定看護管理者として多様なヘルスケアニーズをもつ人々に対して、質の高い保健・医療・福祉を組織的に提供できるよう努力してまいりたいと思います。

遠藤 康恵 (独立行政法人岡山市立総合医療センター岡山市立市民病院)
2023年3月に修士課程を修了し、2023年12月にがん看護専門看護師となりました。現在は緩和ケアチームの一員として、がん患者さんやご家族に対してQOLの視点に立った全人的苦痛の緩和を目指して活動しています。大学院の授業を思い返すと、専門看護師に必要な知識の修得と論理的思考をもとに言語化する日々でした。この思考のトレーニングが実習と融合し、事象を俯瞰的にとらえ、専門看護師の6つの役割を活用し問題解決する力を学ぶことができたのだと思います。この貴重な体験は高度実践看護師教育課程ならではのものだと今、実感します。
今後はがん看護専門看護師として、専門的知識や技術をもとに、多職種と協働・調整しながらがん患者さん一人一人が抱える様々な苦痛に寄り添い、患者さんの価値観を大切に、病期のどの時期にあってもその人らしく過ごせるようにサポートしていきたいと思います。

岡本 聖子 (川崎医科大学総合医療センター)
私は現在、腫瘍内科病棟で勤務をしています。その中で、がん診断期から治療期、終末期まで日々多くのがん患者さんと関わらせていただいています。この度がん看護専門看護師に認定され、日々患者さんと関わる中で大学院での学修を活かしながら、根拠に基づいた看護実践が行えるよう取り組んでいます。高度実践看護研究分野(がん看護学)では、修了後も「がん看護スキルアップセミナー」が定期的に開催されます。先生方と修了生、在校生とで事例検討を行い、がん看護専門看護師としての実践力や論理的思考能力を高めるトレーニングを行うことで大学院での学びをより一層深めることができています。
今後も、専門性を発揮できるよう実践を積み重ね、患者さんのQOL向上を目指し、ニーズに応じた高度な看護を実践できるよう精進してまいります。また、専門看護師としての機能を活かし、病院全体のがん看護の質向上を図れるよう、研究や教育活動にも力を入れていきたいと思います。