健康体育学専攻(修士課程) Master's Program in Health and Sports Science

教育理念

健康学・体育学・医学における健康体育学をさらに高度なものに深め、人々の健康と生きがいを尊重し、実践できる人材の育成を目指す。

目的

健康体育学専攻修士課程は、健康学・体育学・医学を融合した高度な健康体育学を身につけ、健康体育の実践と指導、並びに教育・研究のできる人材の養成を目的とする。

教育目標

  • 1. 運動指導の場で総合職として深い見識を持った高度専門職業人を目指す。
  • 2. 中学校・高等学校教諭専修免許状(保健体育)、養護教諭専修免許状を取得する。
  • 3. 博士後期課程に進学する者は、5年間の教育・研究を体系づけ国内外で活躍できる教育研究者を目指す。

修了後の進路

広がる健康づくりに高度な専門性を有した人材

既存の教育系・体育系の大学院修了者は、小・中・高・専・大学の教員をはじめ、専門知識を要する公務員・企業職員として就職しています。これらに加えて、民間フィットネスクラブ・公共健康増進施設・病院・福祉施設等での指導員としての需要が見込まれています。特に、健康増進のための運動指導者は、病院・福祉施設で強く求められているため、就職には大変有利です。また運動処方理論に裏づけられた専門性を生かし、今後健康機器開発企業への就職も期待されます。

専修免許状(保健体育)

中学、高等教諭一種免許状(保健体育)を取得者は、本専攻において必要単位を修得することにより、中学、高校教諭専修免許状を取得することができます。

3つのポリシー

学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)

健康体育学専攻修士課程では、本学大学院及び本研究科の学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)を踏まえ、医療、福祉及び健康の分野において、健康体育学領域についての指導的人材を育成することを目的としている。その目的を達成するために、以下の学習成果を獲得した者に学位を授与する。

所定の単位を修得し、かつ修士の学位論文の審査に合格し、以下の知識・技能を身につけた学生に対して修了を認定し、修士(健康体育学)の学位を授与する。

  1. 医療、福祉及び健康の分野において、健康体育学の理論と実践についての深い知識、優れた技能及び高い倫理観を備え、医療福祉現場のリーダーとしての問題解決能力を有している。
  2. 医療、福祉及び健康の分野において、健康体育学に関する研究を遂行するために、課題発見能力、情報収集能力、研究実行能力及びプレゼンテーション能力を備えている。

教育課程の編成・実施方針(カリキュラム・ポリシー)

健康体育学専攻修士課程では、本学大学院及び本研究科の教育課程の編成・実施方針(カリキュラム・ポリシー)を踏まえ、医療、福祉及び健康の分野において、健康体育学領域の指導的人材を育成するという方針に基づいて健康体育学に関する学問体系に応じた科目を配置し、高度な専門性と実践力に重点を置いた教育課程(カリキュラム)を以下のとおり編成し、実施している。

  1. 学部・学科における教育を基礎として、医療福祉分野において、健康体育学に関する深い学識、高度の専門性を要する技能及び高い倫理観を修めることができる教育課程を編成する。
  2. 研究指導の過程において健康体育学分野の研究プロジェクトに参加させ、プロジェクトの企画能力・管理運営能力を高める。

入学者の受け入れ方針(アドミッション・ポリシー)

健康体育学専攻修士課程では、本学大学院の入学者の受け入れ方針(アドミッション・ポリシー)を踏まえ、医療、福祉及び健康の分野において、健康体育学領域の指導的人材を育成するという目的を達成するために、以下の学生を入学者として求めている。

  1. 学士課程で養った十分な基礎能力をもとに、医療福祉分野において、健康体育学の理論と実践についての知識と技能を修得する意欲のある人