川崎医療福祉大学
医療技術学部 健康体育学科 准教授小玉 京士朗さん(健康科学専攻 2022年修了)
私は、同じ職場で働くある教員の物事の捉え方や伝え方、取り組み方に深く感銘を受け、その源泉である学びの環境に興味を抱きました。その教員は、物事を客観的に捉え、分かりやすく端的に説明し、周囲との協調性を大切にしていました。このような姿勢に触れ、私も自身の専門性を高め、教育研究者として成長したいと考え、川崎医療福祉大学大学院の博士課程への進学を決意しました。
在学中は、大学院生や先生方とのディスカッションや研究活動を通じて、客観的な視点で物事を捉えること、分かりやすく端的に説明すること、そして行動に移すことの重要性を学びました。これらの経験は、現在の教育や研究活動にも大きな影響を与えています。
現在、大学の教員として、これらの学びを学生たちに伝えることに努めています。社会人として大学院へ進学することは勇気のいる決断でしたが、川崎医療福祉大学大学院での学びは、私のキャリアと人生において貴重な財産となっています。
川崎医療福祉大学
医療技術学部 臨床栄養学科 助教三浦 紀称嗣さん(健康科学専攻 2022年修了)
私は勉強が大嫌いです。嫌いになった大本は小学校の授業でしょうか、そこから高校を卒業するまで国語・英語・数学・理科・社会やらを延々と勉強するわけですが…中々につまらなかったと記憶しています。大学に入ってからは一変、元々興味のある分野を深く学べるということで自分でも驚くほど勉学に励むことができ、気が付いた時には博士の道まで進んでおりました。とはいえ勉強嫌いは治っていない故、無事に博士課程を修了できたのは先輩や先生方にお力添えいただけたおかげであります。特に学部生の頃からお世話になっている恩師は、いつもやさしく、そして熱心にご指導下さいました。この場をお借りして深謝いたします。
現在は、ご縁あって母校である本学の助教として教育に携わらせていただいております。また、大学生だけでなく、高校生への研究指導や小学生対象の公開セミナー等を通じて様々な年代に対して教育支援を行っています。
世の中にはどうしても勉強を好きになれない子が一定数居ると思います。そんな子が少しでも興味があることに一生懸命になれるよう精一杯サポートしていく事が、同じように勉強嫌いな私をここまで育ててくれた方々への恩返しになると信じて、これからも精進してまいります。
管理栄養士