本学では、教育理念・教育目標を学生一人ひとりが達成するための具体的方策として、『KAWASAKI DIPLOMA SYSTEM(川崎ディプロマシステム)』を導入しています。
このシステムは、学生個人がそれぞれ自分に向いた履修計画を自分自身で設計することができる本学独自の履修システムです。
『KAWASAKI DIPLOMA SYSTEM』でいう「DIPLOMA」とは、「Design for an Individual Program of Learning to Obtain Maximum Achievements」の頭文字をとっており、「最大の学習効果を得るために、学生個人がそれぞれ自分に向いた履修計画を自分自身で設計することができる履修システム」と位置づけています。本学では、『KAWASAKI DIPLOMA SYSTEM』の効果を最大限活用することのできるバランスの良いカリキュラムの編成と、きめ細かなサポート体制を柱として、時代のニーズに合った教育を提供しています。
『KAWASAKI DIPLOMA SYSTEM』は、「STARTS」と「GOALS」の2つの教育プログラムから構成されています。
「STARTS」は、「Standard of Academic Requirements for Technical Subjects」の略で、「専門科目を履修するために必要な基礎学力のスタンダード」を示します。大学の一般教養科目に該当しますが、本学では基礎学力を体系的に身につけさせることに加え、医療福祉の原点であるコミュニケーションを行ううえで必要となる豊かな力を身につけるためのスタンダード科目を配置して、人間教育に力を注いでいます。
「GOALS」は、「Guide to Occupational Ability and LeaderShip」の略で、「職業に必要な専門的能力や専門家としての指導力を得るための履修ガイド」を示します。大学の専門科目に該当しますが、本学では各学科における人材養成の目的に沿った専門分野を究めるとともに、職業に必要な専門能力や専門家としての指導力を得るための独自のカリキュラムを提供し、川崎学園関連施設である川崎医科大学附属病院、川崎医科大学総合医療センター、かわさきこども園や旭川荘など、恵まれた教育環境を活かして実習や演習を充実させ、一貫して実践的な教育に力を注いでいます。
本学では、各学科が効果的に初年次教育を行うために、全学共通で取組むべき内容を初年次教育プログラム「スターツアワー」として構成し、入学後の早い時期に実施します。このプログラムでは、医療福祉学の理念を実践するための導入として、大学の理念、医学医療を取り巻く環境、病院システムやチーム医療などについての講義と医療福祉施設の研修から成る授業科目を開講します。また、スタディスキルに関する事項、充実したキャンパスライフを送るための知識等について、オリエンテーション期間やアセンブリーアワーを活用して講演を実施するとともに、各学科のガイダンスにおいて履修指導や学生生活指導を行います。
このように、本学では「スターツアワー」を、入学した意義と意味を学生自らが考える機会を提供する場として位置づけており、実社会において医療福祉の理念を真に実践できる人材育成の取組みの一つとしています。
医療福祉の原点は人間と人間のかかわりです。専門知識と技術力を身につけたスペシャリストである前に、まずは一人の人間として、人間とかかわる豊かな力を持つ必要があります。そのためには、幅広い教養、豊かな感性、人間理解、国際的感覚などが必要です。そのことを踏まえ、専門科目を履修するために必要な基礎学力のスタンダードとして、また社会の変化や学生の皆さんのニーズに合わせて、6つの分野から構成された全学共通の基礎教育科目を提供しています。
現代社会の諸問題を学際的に議論する力の修得を目標にした分野です。様々な分野の専門家が担当するオムニバス方式の講義により、幅広い知識を修得します。「ボランティア入門」のように、実践を中心に学ぶ科目もあります。
※ 専門科目表をPDFデータで見ることができます。ご覧になりたい該当学科・専攻をクリックしてください。
医療福祉学部 | |
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保健看護学部 | |
リハビリテーション学部 | |
医療技術学部 |
感覚矯正学科(言語聴覚専攻) |
医療福祉マネジメント学部 |
本学では、上記のような「専門科目を履修するために必要な基礎学力を養うスタンダード=基礎教育科目」と「専門分野をきわめ、職業に必要な専門的能力や専門家としての指導力を養うための専門科目」を学科・専攻ごとの目標・目的に合して配置するとともに、学生一人一人が教育目標を達成するための具体的方策として履修ガイドを示しており、全学的にきめ細やかな学習支援体制づくりに取り組んでいます。