先輩からのメッセージ~内定学生インタビュー~Interview

田中 佑果

田中 佑果

学部学科
医療福祉学部 医療福祉学科
就職先名
社会医療法人創和会 重井医学研究所附属病院
職種
医療ソーシャルワーカー
Q学生時代に最も力を入れてきたことを教えてください。
A 3年次のソーシャルワーク実習です。ソーシャルワーク実習では支援相談員の業務や利用者へのアセスメントを行いました。その中で、利用者とのコミュニケーションを意識し、信頼関係を築くことを目指しました。
初めはどのように声を掛けたらいいのか分からず、自然なコミュニケーションをとることに苦労しましたが、利用者の言葉や感情を受け容れ、気持ちに寄り添って話すことで少しずつ信頼関係を築くことができました。
そこから、コミュニケーションをとる際には受容と共感の姿勢で寄り添うことの重要性を学びました。この経験を今後、患者さんやそのご家族のサポートに活かしていきたいです。
Q就職活動を振り返って取り組んでおくとよいと思うことを教えてください。
A
まず、就職フェアや合同説明会などに参加し事業所との接点を持つことです。就職フェアでは直接事業所の採用担当者や職員と話すことができ、様々な情報を収集することができます。多くの事業所が参加しているため、就職活動をする上で新たな発見や出会いがあるのもメリットだと思います。
次に、早めにエントリーシートや履歴書を準備しておくことです。後々面接でも話すこととなる自身の強みや経験を具体的に記載し、丁寧に仕上げることが重要だと思います。
Q就職先を決定するときに決め手となったポイントを教えてください。
A 病院見学に伺った際に、医療ソーシャルワーカーが参加するカンファレンスや面接に同席しました。カンファレンスでは職員同士のコミュニケーションが良好で、チームワークの良さを感じました。そして、面接時には患者さんに対する対応が丁寧かつ温かい対応をされている様子を目の当たりにし、職場の雰囲気や環境がとても良いと感じました。
また、職員の皆さんが笑顔で質問等にも丁寧に答えてくださったことが印象的でした。
Q就職支援センターをどのように利用していましたか。
A 就職支援センターは、病院のパンフレットや就職関連の資料が多くあり、気になった病院を調べたり、複数の病院の特徴を比較しながら就職先を検討していました。
また、先輩方の受験報告書を見て、面接の質問事項や小論文のテーマなどを参考にしていました。就職支援センターには就職活動の対策本がたくさん置いてあるため、それらを借りて調べたテーマに沿って面接や小論文などの対策を行っていました。
Q社会人になって取り組みたいこと(キャリアビジョン)を教えてください。
A 私は、ケースワークの実践を通じて患者さんや家族との信頼関係を築く力を養っていきたいと考えます。また、多職種との連携スキルを磨き、チームで患者さんを支えられるようにしていきたいです。そして、ソーシャルワーカーのスキルを活かしながら病院内での支援だけではなく、地域と病院を繋ぐような啓発活動の企画を行いたいと考えています。
在宅医療や在宅介護が推奨されている現状から、病院と地域を繋ぐ役割を担い、安心して自宅で生活できるような支援の実現を目指します。
Q後輩に向けてアドバイスをお願いします。
A
就職活動では自身の強みや志望動機などアピールすることが大切になります。その為、自己分析を深め自分の意思を言語化できるよう余裕をもって準備しておくと良いと思います。
また、卒業論文や実習、国家試験などで忙しい時期が重なるため、計画的に就職活動に取り組み、行動することが大切だと思います。
これから就職活動に向けて不安や緊張があると思いますが、そんな時には就職支援センターや先生方・友達・家族などに不安や困りごとを相談しながら取り組むと良いと思います。頑張ってください。