先輩からのメッセージ~内定学生インタビュー~Interview

楠 碧生

楠 碧生

卒業年度
2023年度
学部学科
医療技術学部 健康体育学科
就職先名
東京消防庁
職種
消防士
Q学生時代に最も力を入れてきたことを教えてください。
A 公務員試験と教員免許取得の両立です。せっかく医療福祉大学に入学したからには学べる分野はすべて学び、それを資格という形にして知識・技術を定着させたい気持ちと、すべての分野で活躍できる消防官になるために自分の知見を広げたい気持ちから、教員の取得を目指しました。やらなければならないことが多く、大変な時期もありましたが、優先順位を考えた計画を立て、それに沿ってバランスを取り学業に取り組みました。実習では今まで知らなかった環境に身を置き様々な人たちと関わることで、多くの学びを得ることができました。特に特別な支援を必要とする人との関りは、私の中で大きな経験になったと実感しています。授業づくりや生徒とのコミュニケーションを通して、多様な価値観を理解する機会を得られ、自分自身の豊かな人間性を築く良い機会となりました。
Q就職活動を振り返って取り組んでおくとよいと思うことを教えてください。
A
1.勉強をする習慣
3年次生の6月頃から公務員試験合格に向けての勉強に取り組みました。しかし、勉強の習慣が身に付いていなかったため、初めは長時間勉強を続けることがとても大変でした。その為、日頃から学習する習慣をつけておくと、資格取得に向けてすぐに取り組めると思います。
2.自己分析
自分の性格や特性を知ることは、職業を選ぶ上でとても大切だと感じました。1、2年次生の間は、ひとつの職業にこだわらず、視野を広く持ち、様々な職業の情報を得ると良いと思います。
Q就職先を決定するときに決め手となったポイントを教えてください。
A 元々消防官を目指したきっかけに「人のために何かしたい」という思いがありました。また、4年間学びを深めるうちに、将来は救急救命士として活躍したいという目標を持つことができました。大都市である東京では、地方と比べて救急の数や厳しい現場が多く、助けを必要としている方々が大勢いると予想しています。日本の中心を守る、という使命感を持って任務に当たることは、私の目標に近づくための最適な環境だと捉えています。また、東京消防庁には全国から志の高い消防官が集まってきているため、様々な同僚と交わり知見を広げられることも楽しみにしていることのひとつです。
Q就職支援センターをどのように利用していましたか。
A 公務員試験用の図書を借りる際、利用しました。
Q社会人になって取り組みたいこと(キャリアビジョン)を教えてください。
A
私は東京都で消防官として多くの経験を積み、将来的には消防組織の中で指導的な立場として活躍することを目指しています。これまで中学時代は野球部のキャプテン、大学時代の実習では班長などリーダーを務めることが多く、その際は口頭で指示するだけでなく背中で示せるリーダーとして、まず自分が必要なことに積極的に取り組む姿勢を示してきました。入職後は配属された部署での経験を救急隊を始め、どの分野でも生かせるよう学びを深めたいと考えます。様々な場面で多くの同僚、関係者と関わることでコミュニケーションスキルをさらに磨き、ひとつの目標に向かって全員が力を合わせることのできる組織づくりを目指し、自ら積極的に行動していきたいと考えています。
Q後輩に向けてアドバイスをお願いします。
A 希望する職業や勤務先に就くために自分の強みを知り、それを他者へ伝えることが大切だと考えます。多くの人と関り、相手に伝える力を少しずつ身に付けてください。また、何かを始めることに遅いということはないと言いますが、学生の期間は限られているため、できる時から少しずつ取り組むことをお勧めします。私自身、免許取得だけでなく岡山・総社マラソンや学習支援ボランティアに挑戦し、人前で話すことの苦手意識を克服してきました。様々な経験をすることでコミュニケーションスキル、信頼関係を構築する力が身に付いたことに手応えを感じています。学生だからこそ経験できることはたくさんあると思います。受け身になることなくチャレンジし、自分ならではの強みを見つけてください!