A
学業です。今までも自分なりに勉強を頑張ってきたつもりではいましたが、勉強方法が良くなく、せっかく勉強したことがあまり身に付いていないのが現実でした。このままの勉強方法で仮に国家試験に合格しても就職してから困ると思い、意味のある学びを得られる効果的な方法を模索しました。その結果、自分に合ったやり方を見つけ、効率的に勉強を進めることができるようになりました。しっかり理解しながら学ぶことができていたため、模擬試験でも応用問題に対応できるようになったと感じています。また、勉強方法を変えてからは分かることが増え、「勉強が面白い」と今までに感じたことのない気持ちになりました。
Q就職活動を振り返って取り組んでおくとよいと思うことを教えてください。
A
時間にゆとりのある時期から少しずつ自己分析をしておくとよいと思います。私は就職活動をいつから始め、何から取り組めばいいのか分からず、取りかかりが遅くなってしまったため十分な自己分析をすることができず、とても苦労しました。自己分析がしっかりできていると自分の強みは何なのか、何をアピールしたいのかが明確になり、スムーズに就職活動を行うことができると思います。また、早い時期から気になる病院などにアポイントを取って見学に行くと良いと思います。実際に現場を見ることで、病院の雰囲気や病院側がどういう人材を求めているのかなどを具体的にイメージをすることができ、就職活動に取り組みやすくなると思います。
A
4年次生の5月頃から定期的に就職支援センターで求人情報のチェックを行い、7月頃に気になる病院の求人が出たので履歴書の添削や面接指導をしていただきました。7月頃は臨床検査技師だけでなく、他職種も求人が多く出ており、就職活動に取り組んでいる人が多かったため予約を取るのが困難な状況でしたが、手厚いサポートをしていただきました。また、小さな悩みや不安なことも親身になって相談に乗ってくださり、精神面でもサポートしていただきました。自信を持って就職試験に臨むことができたおかげで、無事に第一希望の病院から内定をいただくことができました。
Q社会人になって取り組みたいこと(キャリアビジョン)を教えてください。
A
臨床検査技師の役割として、迅速かつ正確な検査結果を臨床に返すことが大前提であると考えます。その際、ただ検査値を返すだけでなく、そこからさらに診療に使いやすいよう解釈を加えた検査値を臨床側に返すこと、検査データから読み取れる病態評価を行い、臨床検査技師の立場から治療方針の決定上参考となる助言をすることで、早期発見、早期治療に貢献したいと思います。また、患者さんに対して臨床検査技師の立場から検査の意義や検査値のもつ意味を分かりやすく説明し、治療に必要な情報提供や支援を行うことで、患者さんの病気への理解を深める手助けをすることができる臨床検査技師を目指します。
Q後輩に向けてアドバイスをお願いします。
A
大学生活は思っていたよりも本当に短く、今までの人生の中で一番早く過ぎた4年間だったと感じました。大学生活の半分以上をコロナ禍で過ごし、自分の思い描いていた大学生活とは少し異なりましたが、同じ目標を持っている仲間と過ごした4年間は私の人生においてとても大切なものとなりました。学生のうちにしか経験できないこともたくさんあります。勉強も大切ですが時間を自由に使える最後のチャンスだと思うので、いろいろなことにチャレンジして悔いのない充実した大学生活を送ってください。