学科別OB・OG講演会OB / OG lecture by department

2024年度 医療福祉デザイン学科

OB・OG講演会

2024年度 卒業生を囲む会

概略

日 時 2025年1月11日(土)9:00~11:00
講師 第19期卒業生、第20期卒業生
出席者 医療福祉デザイン学科 1~3年次生、教員、合計28名参加
場所 3360教室

講演内容

医療福祉デザイン学科では毎年この時期に、3年次生を対象としたOB・OGの就職活動から就職後の現在までの体験を聞く機会として、卒業生を囲む会を行っています。

今年度は20期生の生活介護事業所でデザインスキルを活かしながら支援員として勤務するOGと19期生の病院本部で広報担当をしているOGを招き、就職活動への意識向上を目的にスライドを使いながら30分ずつ講演をしていただきました。

講演会の様子

最初に話してくださったのは、大学在学時から障がい者福祉に興味を持ち、本学科で学んだデザインスキルを活かしながら支援員として活躍しているOGです。仕事は主に障がいを持たれた方の支援を行うことですが、施設内ではアート活動やイベント等、様々なことを利用者さん(ここでは「ぬか人さん」と呼ぶそう)と行っています。その実例をスライドで見せながら説明されました。OGご本人も利用者さんと一緒に笑顔で楽しむ姿を垣間見ることができ、とても印象的なスライドでした。

就職活動の話題では、「就活イベントは友達と行くと友達を頼ってしまうので、意識的に単独で行くようにしていた」という話から始まりました。OGが勤める事業所では中途採用が恒常的であり、これまで新卒採用がなかったところ、彼女の熱意と行動力が新卒採用へと繋がったという話も聞くことができました。

これらの体験談は在学生の心にも響いたことと思います。「思い立ったら即行動することで、態度で自分自身の熱意を伝えようと思った」と、当時の事を語られました。

2人目は病院本部で広報担当として働くOGです。彼女は姉弟で本学科を卒業し、勤務先は異なるものの、ともに医療機関への就職を果たしています。彼女が勤務する病院には、既に本学科を卒業した先輩が勤務しており、ブランディングや広報、サイン等、多岐に渡るデザイン業務を専任で行っている様子を語られました。

「大学では医療知識をもっと学んでおけばよかった」と振り返りながら、持ち前のコミュニケーション能力で様々な職種との連携を円滑に行っている様子を伝えてくださいました。病院の中ではどのようなデザインニーズがあり、病院で働くにはどのような心得が必要かなど、学生にとって有意な情報をわかりやすく説明してくださいました。日々、やりがいをもって働いている様子が熱く伝わってきました。

講演会の様子

講演後、それぞれ興味のあるグループにわかれ、質疑応答の時間を設けました。在学生は、先輩の話を直接聞くことができ、就職活動をより身近に感じられた様子でした。