先輩からのメッセージ~内定学生インタビュー~Interview

板野 心

板野 心

学部学科
医療技術学部 臨床栄養学科
就職先名
広島県
職種
管理栄養士
Q学生時代に最も力を入れてきたことを教えてください。
A 3年次生での半年間の臨地実習に力を入れました。特に、病院食のおやつ作りをする際には、見た目で気持ちが楽しくなるような、病院ではなかなか出ないおやつを作ることを意識しました。その中でも、栄養素に制限があるため何度も試行錯誤し、患者さんに喜んでもらえるおやつを作れた時は達成感がありました。
栄養指導では、乳児から高齢者までと幅広い年代の方と関わり、ライフステージ別で必要な栄養素が異なるため、どう伝えるかを媒体や話し方を工夫して、退屈にならないように心掛けました。実際に臨地実習を経験することで、国家試験の内容である臨床栄養学の分野の点数が伸びたため、とても良い影響を受けた実習になりました。
Q就職活動を振り返って取り組んでおくとよいと思うことを教えてください。
A
就職してから必要となる能力をなるべく付けておくことです。管理栄養士は、栄養指導を行うため、どの年代の方とも話せるようなコミュニケーション能力が必要だと私は感じました。実際、実習の中でも、たわいのない話から、患者さんの食生活情報を引き出せたことがありました。そのためコミュニケーション能力を養いたいと思い、幅広い年代の方と話せるアルバイトを選びました。
また、どんな管理栄養士になりたいかを明確に決めておくことで就職活動がしやすくなったと思います。私はがん患者さんに対して特に栄養指導したいと考えていたため、志望する病院を探しやすかったです。
Q就職先を決定するときに決め手となったポイントを教えてください。
A 半年間の臨地実習で、急性期病院が自身に合っていると感じたため、急性期病院に絞っていました。また、実習の中で、がん患者さんを担当したことがとても印象に残ったため、がんに多く携わる病院を探しました。
実家が岡山ですが、場所にはこだわりがなく、自分の条件に合った病院の求人が出たら履歴書を書いて出すような感じでした。
Q就職支援センターをどのように利用していましたか。
A 実習が3月に終わって、4月から就職支援センターを利用するようになりました。このときは、病院を絞っておらず、いろいろな先輩方の受験報告書をみて、面接でどんなことを聞かれているかをチェックして自分に置き換えて対策していました。
6月ごろに、自分の条件に当てはまった受けたい病院の求人が出て、履歴書を作成しました。履歴書を就職支援センターの方がより良い表現になるようアドバイスしてくれ、試験までにやるべきことを整理することができました。また、試験日までに仕上がるよう面接の対策の日程も組んでくれ、焦ることなく準備を進めることができました。
Q社会人になって取り組みたいこと(キャリアビジョン)を教えてください。
A
入職後は、医療従事者として患者さんを第一に考えられる管理栄養士になりたいです。わからないことだらけだとは思いますが、入職後も知識を身に付けるためにしっかり勉強していきたいです。
また、5年後、10年後には、がん病態栄養専門管理栄養士になり、栄養面からより多くのがん患者さんのサポートをしていきたいです。そのためには、学会発表や経験を積む必要があると考えています。
Q後輩に向けてアドバイスをお願いします。
A 3年次生の実習の時点で管理栄養士としてやりたいことを明確にして、就職支援センターで先輩方はどんなところに就職したのか、進路を見ておくといいと思います。4年次生は、卒業研究と就職活動、国家試験でバタバタすると思いますが、焦らないためにも国家試験の勉強はなるべく進めておいて、自分の希望の就職先の求人が出るまでに、実習のエピソードをまとめておくことや面接対策をしておくと気持ちが楽だと思います。
先生方に支援いただき、就職支援センターを上手に活用すると、履歴書などに応用できる良いアドバイスをいただくことができるため、ぜひサポートを受けることをお勧めします。