先輩からのメッセージ~内定学生インタビュー~Interview

廣瀬 俊輔

廣瀬 俊輔

卒業年度
2023年度
学部学科
リハビリテーション学部 作業療法学科
就職先名
岡山大学病院
職種
作業療法士
Q学生時代に最も力を入れてきたことを教えてください。
A 4年次の臨床実習と国家試験に向けた勉強です。臨床実習では初めて経験することが多く、疾患なども分からないものが多かったので、自己学習に力を入れました。私は、実習での自己学習を全て手書きで行うことを意識していました。それは、文字を書いた方が集中することができ、本に書かれているイラストを描くことで、絵のイメージとしても覚えるためです。国家試験に向けての勉強は実習が終わってから始めました。勉強時間を確保するために、毎日9時から学校に来て、19時まで図書室で勉強しました。こんなに長時間勉強できていたのは、一番は周りの友人も一緒に図書室で勉強をしていたことが大きかったです。勉強の息抜きに体育館が空いている時間を見て、バスケットボールでメリハリを付けられたので、合間にリフレッシュをすることは大事なことだと感じています。
Q就職活動を振り返って取り組んでおくとよいと思うことを教えてください。
A
就職してから取り組みたいことや興味のある領域をイメージしておくことです。経験の少ない学生時代は就職後の姿を想像することが難しく、私も全くイメージできていませんでした。私は身体障害領域に興味があり、4年次生での臨床実習を通して、どの病期にするかを考えた際、自分に合っているだろうという思いはあったものの、具体的なビジョンのないまま急性期の病院を選びました。就職活動を終えた今、面接の際に具体的に入職後のビジョンを話せると良かったのではと思い返されます。入職後のイメージを持つことで、早い時期に志望する病院を絞れ、具体的にその病院でのキャリアプランも考えられるので、就職活動に役立つと思います。
Q就職先を決定するときに決め手となったポイントを教えてください。
A 私は入職後、初めのうちはいろいろなことを経験したいと思っていたため、総合病院を志望していました。長期実習で岡山大学病院に行き、実習は苦しかったものの、ここなら様々なことを経験することができ、自分も成長を図れると思ったことが決め手です。地元の香川での就職を希望していたため悩みましたが、岡山だと本学の先生方もいることや、学科の友人も多く、アドバイスを受けられ、情報交換できる環境であることも決め手となりました。
Q就職支援センターをどのように利用していましたか。
A 実習が終わった9月から就職支援センターを利用するようになり、初めは先輩方の受験報告書を見ていました。私の受験した岡山大学病院は求人がなかなか出ないため、作業療法学科の先輩方の報告書は3枚くらいしかなく、そのため他学科の受験報告書も確認しました。履歴書を書くところから就職支援センターの方に指導を受け始めて、面接時の作法、内容まで仕上げてもらいました。履歴書の内容をまとめることは、自分一人では難しいと思うので、就職支援センターを利用することをお勧めします。また、就職活動を始める時期は、ほぼ皆同じなので、病院の応募期間を考えて、余裕を持って就職支援センターの予約をしておくことも大切です。
Q社会人になって取り組みたいこと(キャリアビジョン)を教えてください。
A
入職後、初めは病院の先生方を見習って行動し、分からないところがあれば質問をして、作業療法士としての知識や技術を身に付けていきたいです。また、学会発表に興味があり、就職後そのような機会に恵まれることを期待しています。そのため自分が担当した患者さんを元に、疑問に思ったことへの研究を進め、論文にまとめることにも取り組みたいと思っています。学会発表の際は、質問に対して堂々と答えられる姿を理想としています。そのためには就職先の先生方を目標とし、日々勉学に励むことが大切だと考えています。
Q後輩に向けてアドバイスをお願いします。
A 4年次生は臨床実習、就職活動、国家試験と初めてのことばかりで不安が多いと思います。しかし、周りには就職支援センターの方や学科の先生、友人など支援してくれる方がたくさんいるので安心して頼ってください。就職活動や国家試験に向けての勉強は、実習が終わってからでも十分に間に合うので、焦る必要はないと思います。まずは実習後すぐに卒業試験があるので、そこで目標点を取れるようにしておくと、就活と国試勉強をスムーズに行うことができると思います。4年次は取り組むことが多く、また時期が重なることから、頭の整理が追いつかないときもありますが、焦らずに先生方や友人たちとこの時期を乗り越えてください。応援しています。