先輩からのメッセージ~内定学生インタビュー~Interview

野田 妃桜

野田 妃桜

学部学科
リハビリテーション学部 作業療法学科
就職先名
社会医療法人祥和会 脳神経センター大田記念病院
職種
作業療法士
Q学生時代に最も力を入れてきたことを教えてください。
A
4年次の臨床実習と、国家試験の勉強です。臨床実習では直面する様々な疾患についての知識が少なく、対象症例の患者さんに対する評価や治療プログラムを立案させていただく上で、優先順位を立てることの難しさを強く感じていました。しかし、実習での学びと並行して、自己学習を行うことで日々の疑問点を改善することができ、さらに深い学びへと繋げることができたと感じています。
国家試験に向けての勉強は、実習が始まる1か月前に実施された模試を起点に始めました。毎朝9時から21時まで学校のラーニングサポーセンターや図書館を利用して勉強を続けました。同じ学科の友人と励まし合いながら一緒に学習したことで、最後まで頑張り抜くことができたと感じています。
Q就職活動を振り返って取り組んでおくとよいと思うことを教えてください。
A 普段の学生生活から自分の興味のある領域の探求や、性格について自己分析を行うことが重要だと感じました。そうすることで、就職活動での面接の際により具体的に語ることができるため、周りとは違ったアピールができ、根拠や自信を持って話すことに繋がると感じました。
また、就職活動は実習・卒業試験・国家試験に向けての勉強と並列して行うことが多いため、実習が始まる前から実習に必要な知識の復習や、国試対策勉強をしておくことが大切だと感じます。計画的に学習を進め、基礎知識が定着していれば、いつ、どのタイミングで就職活動を行うことになっても就職活動の時間を確保しやすく、焦らずに準備ができると感じました。
Q就職先を決定するときに決め手となったポイントを教えてください。
A
私は、入職後は地元の福山市での就職を希望しており、その中でもリハビリや新人教育に力を入れている病院で学びたいと考えていました。
長期実習で大田記念病院で学ばせていただき、職員の方々の患者さんの疾患に対する向き合い方や知識量の多さ、また、現状に満足せず学び続ける姿勢に感銘を受けました。ここでなら向上心を持って知識、技術の習得に励むことで自分自身の成長に繋げることができる、と確信したことが決め手となりました。
Q就職支援センターをどのように利用していましたか。
A 希望受験先である大田記念病院を受験した先輩方の受験報告書を確認するために、Ⅱ期の実習が終わった7月から就職支援センターを利用しました。私は、Ⅲ期の実習期間と並行しての就職活動だったため、休日しか学校に行けませんでした。そのため、就職支援センターで履歴書の添削を直接受けることはできませんでしたが、一度電話でご指導いただくことができました。
また、SPIも試験科目にあったため、その教材も就職支援センターで借りて勉強しました。
Q社会人になって取り組みたいこと(キャリアビジョン)を教えてください。
A 私は患者さんの気持ちに寄り添い、適切な治療ができる作業療法士になりたいと考えています。
患者さんの気持ちに寄り添うことは、相手の求めていることや考えていることを理解するところから始まると考えます。患者さんの気持ちを正確に理解できるよう十分に話し合い、そこで導き出された目標を達成するには、適切な医療を提供するための専門的な知識と技術が必要であると考えます。そのため、入職後は自主的な学習は勿論、院内外への勉強会にも積極的に参加し、知識と技術を高めたいと考えています。患者さんから信頼を寄せられ、気持ちに寄り添える作業療法士を目標に努力を続けてまいります。
Q後輩に向けてアドバイスをお願いします。
A
4年次生は、臨床実習、就職活動、国家試験と、常にすべきことに追われているため、心が折れそうになったり、不安に押し潰れそうになることもあるかと思います。しかし、一人で抱える前にゼミや担任の先生、友人、就職支援センターの方など、誰でも良いので頼ってください。あなたを辛い状況から脱出させようと、誰かが必ず手を差し伸べてくださると思います。
また、ひとつのことが終わったら次にというわけではなく、それぞれの活動時期が重なることが多いため、何ごともできるだけ前もって準備しておくと焦らずに取り組めると思います。
先生方、友人、家族など、周りの方々の助けに感謝しながらこの時期を乗り越えてください。応援しています。