A
私は大学に入学したとき、勉学だけではなく様々なことに対する知識の幅を広げることを目標としました。勉学に関しては、2年生までは浅く広く知識をつけ、3年生以降は興味のある分野に関して深く探求し、より自分の進みたい方向を明確にしていきました。プライベートではカナダへ語学留学に行き、文化や言語の違う人とのコミュニケーションを通して価値観の多様さを学びました。また、医療とは関係のない業種でのアルバイト経験も社会を知る大きなきっかけになりました。大学で学んだことは医療の仕事に直結する知識ですが、大学外で得た知識も仕事を円滑に、多軸的に捉える上で重要なものであると思っています。
Q就職活動を振り返って取り組んでおくとよいと思うことを教えてください。
A
早いうちから県内外の病院について調べたり、オンラインも含め見学に行くなど、情報収集を行っておくと良いと思います。また、今は病院に入職する道以外にも新卒で訪問看護ステーションに入職できるところもあります。普段の授業や実習を通して自分の目指す方向性を模索し、各教科の指導教員の経験談などを参考に進路決定に生かすことで、より自分のやりたいことが実現しやすい病院等を見つけることができると思います。さらに、部活やアルバイトなどの周囲の人と関わる機会を多く持つことは、多様な人生観や価値観を知る良いきっかけになると思います。
Q就職先を決定するときに決め手となったポイントを教えてください。
A
救急医療に興味があり、フライトナースになることが目標であったことから本学に入学しました。入学後すべての実習を終え、急性期領域での急激な変化の中で患者さんの生命から社会復帰までを考え看護を展開していくことに難しさは感じつつ、やはりそのスペシャリストを目指したい思いはより一層強まりました。また、フライトナースの経験がある先生にお話を伺う中で、救急医療、フライトナースへの確固たる意志をもつことができ、ドクターヘリが導入されている病院に就職しようと決めました。その中でも川崎医科大学附属病院に決めた理由は、オープンキャンパスや講義で現場のフライトナースの方にお話を伺う機会があり、その時に出会った方の一人に憧れを抱き、目標とする方のそばで働きたいと思ったからです。
Q就職支援センターをどのように利用していましたか。
A
主に就職の際に必要な志望動機等を記載するエントリーシートの添削と、面接練習で就職支援センターを利用していました。エントリーシート作成時は自分の書いてきたことだけでなく、話を広げながら私の書きたい内容が伝わる最適な文章を一緒に考えてくださいました。面接練習は入退室から実際の面接まで、細かく指導していただきました。私の就職先は集団面接だったため、他の学生と日程を組んでいただき集団練習も行うことができました。担当の就職センターの方は最後まで就職関連のすべてを一緒に準備してくださるため、自分のクセを一番理解して指導してくださいます。そのため、本番の面接では自信をもって臨むことが出来ました。
Q社会人になって取り組みたいこと(キャリアビジョン)を教えてください。
A
目標としているフライトナースに向けて、救急・急性期医療について学び、知識と技術力を付けていきたいと思っています。しかし、入職後に遭遇する様々な出来事や出会いによって、自分の学びたいことが増えたり、変化することもあると思います。現在の目標とともにその時々の思いを大切に学び続け、正解のない看護の世界で毎回自分なりのベストな看護が提供し続けられるように努力していきます。プライベートでは語学や音楽などやりたいことはたくさんあるため、今ある趣味を大事にしつつ、新しいことにチャレンジする時間もうまく作り仕事との両立を図っていきたいと思っています。