A
学業とアルバイトの両立に力を入れました。4年間継続した学童保育のアルバイトでは、勉強や遊びなどを通して、一人ひとりの子どもへの関わり方、寄り添い方などを学ぶことができました。学業面では平日の夕方からアルバイトに行っていたため、放課後の勉強時間を確保することが難しい状況でしたが、毎朝8時頃から1限目が始まる前まで学校で勉強したり、講義がない空きコマなどの隙間時間を活用することで自主学習に努めました。また、3年次の早い段階から国家試験の過去問を計画的に解き進めていたため、4年次になってもアルバイトと国家試験に向けた勉強を両立することができました。子どもたちの行動力や成長を見ることが、私の両立の原動力に繋がっていたと思います。
Q就職活動を振り返って取り組んでおくとよいと思うことを教えてください。
A
自分のキャリアビジョンを明確にすることだと思います。急性期、回復期、訪問リハなど理学療法士が活躍する場面は多くあります。またその中でも、整形疾患、脳血管疾患、循環器障害など様々な分野があります。学校の講義だけでは、なかなか自分の興味ある分野を見つけ、将来像を想像することは難しいと思います。私自身も、理学療法士としての将来像は漠然としたまま臨床実習に出てしまいましたが、様々な分野の理学療法を実際に間近で見学することができ、少しずつ自分のキャリアビジョンを明確にすることができました。臨床実習は知識や技術を学ぶ場であるのはもちろんですが、将来を思い描くための貴重な経験であることを意識して取り組むと良いと思います。
Q就職先を決定するときに決め手となったポイントを教えてください。
A
実習での経験が大きな決め手でした。4年次の臨床実習では川崎学園にお世話になりました。川崎学園に就職したゼミの先輩方も働いておられ、理学療法士として活躍されている姿はとても頼もしかったです。もともと急性期の病院を希望していたこともあり、実習でお世話になった先生やゼミの先輩方などに川崎学園の就職について相談をしていました。後輩教育に力を入れていること、理学療法の様々な領域に関わることができることなど多くのメリットを相談や実習を通して知ることができたため、川崎学園に入職したいとの思いが強くなり志望しました。
Q就職支援センターをどのように利用していましたか。
A
面接対策やエントリーシートの添削で利用していました。面接対策では先輩方が残してくださった、過去に聞かれた質問を中心に、就職支援センターの相談員の方と練習をしました。私が受験した先はグループ面接であったため、一緒に受験する同級生と合同で練習していました。本番に近い形で練習することができたため、実際の面接においても落ち着いて受け答えすることができました。また、エントリーシートの作成では簡潔に自分自身について記述することに苦労しましたが、就職支援センターでアドバイスをいただきながら作成できたため、自信をもって受験することができました。
Q社会人になって取り組みたいこと(キャリアビジョン)を教えてください。
A
まずは学生生活で得た知識や技術を臨床現場において生かし、臨床現場での応用をしっかり学んでいきたいと思います。急性期の様々な分野の理学療法を経験し、将来的にはどのような分野にも対応できる理学療法士を目指していきたいです。入職後も、自ら学ぶ姿勢を継続しながら一人前の理学療法士として活躍できるよう精一杯頑張っていきたいと思います。
Q後輩に向けてアドバイスをお願いします。
A
リハビリテーション学部は、実技試験や定期考査など乗り越えなければならない試練がたくさんあります。一人で抱え込まず、仲間と一緒に実技の練習や試験勉強に取り組み、励まし合いながら立ち向かってください。同級生だけでなく先輩、先生方も親身になって相談に乗ってくださるので、困ったときは周囲にサポートを求めてください。何度も大きな壁にぶつかることもあると思いますが、その経験が長期実習や就職活動において力になっているのは確かです。就職活動は長期実習や卒業試験と同時に行わなければならないため大変だと思いますが、周りの人たちと助け合いながら乗り越えてほしいと思います。頑張ってください!