先輩からのメッセージ~内定学生インタビュー~Interview

曽根 健斗

曽根 健斗

卒業年度
2022年度
学部学科
リハビリテーション学部 理学療法学科
出身高校
愛媛県立新居浜西高等学校
就職先名
医療法人 仁寿会 石川病院
職種
理学療法士
Q学生時代に最も力を入れてきたことを教えてください。
A 学生時代に最も力を入れてきたことは、勉強方法の工夫です。私は高校生まで、暗記に重きを置いて勉強しており、知識が身に付かず成績は常に下位でした。このままでは国家試験に合格できないと考え、大学では理解することに重きを置いた勉強法に切り替えました。具体的には、友人と話し合うことでアウトプットの機会を増やすことや、応用につまずいたときは、解剖学や運動学の基礎知識を振り返ることを意識しました。その結果、テストの成績が良くなっただけでなく、臨床実習で知識が生かされたと感じられ、勉強してきたことが報われたと実感できる瞬間を得られました。この経験より学ぶことの楽しさを知ることができました。
Q就職活動を振り返って取り組んでおくとよいと思うことを教えてください。
A
就職活動では、自分のキャリアプランや将来の目標を決めておくことが大切だと思います。自分が描く理学療法士像というと難しく感じるかもしれませんが、例えば興味のある分野は何か、活躍したい領域はどこかなど、漠然としたものでいいと思います。重要なのは、その目標が達成できる就職先を志望することです。自分の目標が定まるきっかけは人それぞれですが、4年次生時の臨床実習は将来について考える大きな機会となるので、一日一日を大切に頑張ってほしいと思います。また、その他にも不安なことがあれば学校の先生や、先輩、就職支援センターなどに積極的に相談して、就職試験に向けて少しでも多くの自信をつけて臨むことが重要だと考えます。
Q就職先を決定するときに決め手となったポイントを教えてください。
A 決め手は、私の将来の理学療法士像と病院の特徴が一致していたことです。私は、将来臨床と研究を両立することで多くの知識を身につけ、患者さんの地域生活に役立てることができる理学療法士になりたいと考えています。私の就職先である石川病院は123名の療法士が在籍しておりマンパワーの大きい病院です。私は学ぶことに対する意欲が高いので、より多くの先輩方から臨床での力を吸収できるという点にメリットを感じました。また、研究をするために働きながら大学院へ進学しようと考えていたため、石川病院が研究活動に対しても積極的な病院であることも決め手となりました。
Q就職支援センターをどのように利用していましたか。
A 就職支援センターは、面接練習と就職先の試験内容を調べるために利用していました。面接練習は、就職支援センターの相談員の方がマンツーマンで教えてくださいます。私自身、面接が苦手だったのですごく助けになりました。教えていただいたことで一番印象に残ったことは「ありのままでいい」ということです。ここでの面接練習のおかげで、本番では自然体を意識して等身大の自分を出すことができたと思っています。また、試験内容についての情報収集も可能です。面接や小論文の過去問をチェックしてそれを頼りに対策していました。その他にも、履歴書の確認など就活に関わることは大体何でも利用できるので、積極的に利用していくと良いと思います。
Q社会人になって取り組みたいこと(キャリアビジョン)を教えてください。
A 社会人では、臨床と研究を両立できるように頑張りたいと考えています。就職後、臨床に出て様々な疾患や病期の患者さんに関わることで臨床に必要な力を養い、5年後の登録理学療法士の取得を目指します。また、大学院では研究を通して、理学療法士としての引き出しを増やし、その知識を臨床に還元することで患者さんの地域生活に役立てることのできる理学療法士になりたいと考えています。
Q後輩に向けてアドバイスをお願いします。
A 就職活動は、大学生のうちに経験した全てのことが生かされる場だと思います。面接では、対話を通して就活生のキャラクターを見られています。もちろん内容も大切ですが、良いことを言おうとすると却って空回りしてしまいます。「自然体」を意識すると、想定外の質問が来ても落ち着いて対応できます。大切なのは、自然体の自分が魅力的であることだと思います。そして、その魅力を引き出すのはこの大学での4年間です。よく学んで、よく遊んで、大学生活を自分なりに充実させる努力をした人ほど、人間的な成長をするチャンスが多く訪れると思います。その人間力は最後、必ず自分の力強い味方になります。就職活動に対して気負いすぎる必要はありません。目の前の大学生活を最後まで楽しみ全力で駆け抜けること!それができる人は大丈夫です。