A
私が最も力を入れたことは、視能訓練士国家試験の勉強です。初めは分からないところを分野ごとにまとめ、後で見直しやすいように丁寧にノートを作成するという勉強法で進めていましたが、実際にはノートを見直すことも少なく、模試の点数も伸び悩みました。そこで過去問を何度も解き、分からないところは関連した教科書の部分に付箋を貼り、見直すという勉強法に変えました。また、周囲には友人と勉強する人もいましたが、私は一人で黙々と勉強する方が合っていたため、自分のペースを貫きました。これらの自分に合った勉強法を見つけてからは、徐々に問題が解けるようになり、点数も伸びていきました。
Q就職活動を振り返って取り組んでおくとよいと思うことを教えてください。
A
大学生活中に「自分の強みはこれだ」と言えるよう経験を積むと良いと思います。例えば、私は眼科で働こうと考えていたので盲学校や眼鏡店でアルバイトを経験し、それに伴い資格も取得しました。面接では、4年間で頑張ったことや取り組んだこと、それを通して得たものなどを聞かれることが多いと思います。就活を始める直前に気付き、そこから様々な経験を積むことは難しいので、1、2年次生のうちに何か少しでも良いので自分の強みに繋がるような行動を起こすことをお勧めします。
Q就職先を決定するときに決め手となったポイントを教えてください。
A
主に3つのポイントを意識して就職先を決定しました。まず、地元での就職を希望していたため、通勤時間が実家から1時間程度の範囲にある病院に絞りました。次に、得意なことを伸ばしたい、知識を深めたいという思いがあったので、その病院がどんなことを専門としているのか、ホームページを見て調べました。そこから見学に行き、病院の雰囲気はもちろん、職員の方の雰囲気がとても良かったことが最後の決め手となり、出願に至りました。
Q就職支援センターをどのように利用していましたか。
A
面接練習と求人検索、試験対策の本を借りるため利用しました。川崎医療福祉大学のホームページから予約し、就職支援センターの担当の方に3回ほど面接練習をしていただきました。マナーや質問に対する回答で何が重要かをご指導いただき試験本番に生かすことができました。求人検索は自分の就職したい職種、地域で絞り込むことができ、受験先を決定する際に活用しました。試験対策の本は約2週間お借りし、就職試験に必要な一般常識を復習することに役立ちました。
Q社会人になって取り組みたいこと(キャリアビジョン)を教えてください。
A
患者さんに質の高い医療を提供することはもちろん、一人ひとりの患者さんに寄り添う視能訓練士になりたいと考えています。実際に働き始めると、今までとは比にならないほど毎日多くの患者さんと接する機会があると思います。日々の患者さんとの関わりを大切にしながら多くの経験を積み、知識を深め、視能訓練士として患者さんのために何ができるのか考えながら行動し、患者さんのQOL・QOVに貢献できるようになりたいと考えています。
Q後輩に向けてアドバイスをお願いします。
A
就職なんてまだ考えられない、先のことだと思っている人がほとんどかと思いますが、4年間はあっという間に過ぎます。実習と就職活動の期間が被ることもあると思うので、早めの準備、行動をお勧めします。また、就職先を選ぶ際には、何を優先し何を諦めるのかを自分の中で明確にしておくと決めやすいと思います。実習や勉強、アルバイト等で忙しいとは思いますが、大学での学びやそれ以外の生活、また遊ぶことも存分に楽しんでください!