先輩からのメッセージ~内定学生インタビュー~Interview

宮崎 紗

宮崎 紗

学部学科
リハビリテーション学部 視能療法学科
就職先名
香川県
職種
視能訓練士
Q学生時代に最も力を入れてきたことを教えてください。
A 学業に力を入れました。授業や実習などで理解が難しい内容はそのままにしておくのではなく、自宅で復習に努め、先生や友人に質問するなどして十分な理解に繋げるよう取り組んでいました。
また、授業で先生が大事であると言われた内容や教科書に記載されていない内容の説明があった場合は、付箋にまとめて教科書に貼るなどして整理することを心掛けていました。そうすることで一目で分かりやすい自分だけの学習ノートを作成でき、試験前の復習が効率よく行えるようになりました。自宅学習では目標に向け学習計画を立て、ノルマを決めて日々取り組みました。その積み重ねが自信にも繋がったと感じています。
Q就職活動を振り返って取り組んでおくとよいと思うことを教えてください。
A 様々な専門分野の中で自分が得意とする分野を持つことにより、就職先を選択する決め手となり、面接時には自分の強みをアピールすることに繋がると思います。興味をもって授業や実習に取り組み、先生や友人と情報交換を行うことでさらに知識を増やすことができ、コミュニケーション能力の向上にも繋がると思います。
特に4年次では忙しいため、一瞬で時が過ぎてしまいます。焦らず就職活動を行うためにも、早期から将来像を意識することや、見通しをもって計画的に取り組むことが重要だと思います。
Q就職先を決定するときに決め手となったポイントを教えてください。
A
私は、3・4年次の病院実習の中で、病気の早期発見や治療が遅れたことが原因で視機能の回復が見られない患者さんと出会いました。その際、少しでも多くの方に眼の健康を守るための知識を発信できれば、予防できたかもしれないと考えていました。
4年次の実習中に、この4年間で得た知識を患者さんのために広域的に発信していきたいと思い、募集が始まった県職員の視能訓練士を目指すことを決めました。また、地域の医療機関と連携しながら患者さんの視能を守るという病院の方針に惹かれたのもきっかけのひとつです。
Q就職支援センターをどのように利用していましたか。
A 就職支援センターは、過去の募集要項や受験報告書を見るために利用していました。就職活動は履歴書、面接など計画を立て、なるべく早い段階から作成・対策していくことが重要であることを学内就職サポートプログラムで学びました。そのため、過去の試験日程や募集条件などを把握し、就職活動のスケジュール感を掴むようにしていました。受験報告書では、面接時の質問や適性試験の内容を見て傾向を把握し、事前に準備するために活用しました。受験報告書には先輩方が過去の試験内容やアドバイスなどを細かく書いてくださっているため、準備を行う際、非常に役に立ちました。
Q社会人になって取り組みたいこと(キャリアビジョン)を教えてください。
A 離島や僻地に住んでいる患者さんは、病院への交通に時間を要することや対面診療が困難であるため、安心して医療を継続することができるよう、地域の医療機関と連携しながら眼科診療に取り組みたいです。
また、4年間で学んできた知識や技術を、視能訓練士として不安や苦しみを抱える患者さんに還元し、少しでも多くの患者さんのQOVL向上の支援に貢献していきたいと思っています。さらに、県の職員として視能を守るための専門的知識を広域的に発信できるよう日々精進していきたいと考えています。
Q後輩に向けてアドバイスをお願いします。
A
私は就職活動を通して、コミュニケーション能力が最も重要であると感じました。大学4年間の中で様々な人と関わっていくことや、相手の話を傾聴し受け止めること、自分の意見をもって相手に伝わるように言語化することが必要だと思います。
面接では、学生時代の様々な経験から得た学びやそれを仕事でどう活かすことができるのかなど面接官に分かりやすく伝えることが重要となります。そのためには、実習やサークル、ボランティアなどすべてのことに目的や思いを持って取り組み、それを他者に伝える意識を持つと良いと思います。
4年次では様々なことが重なり、就職活動を行うにつれて不安や焦る気持ちが出てくると思いますが、周りの人たちと助け合いながら乗り越えてほしいと思います。応援しています。