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様々なことに挑戦した学生生活だったと回顧されます。そのため、やりたいことすべてに取り組むためのスケジュール管理に力を入れました。コロナウイルスの影響で制限が多い学年ではありましたが、国家試験に向けての勉強、ボランティアセンター学生スタッフの活動、検定取得、サークル、アルバイト、趣味の旅行などたくさんのことに取り組んできました。その中でもどれを優先するか、今何をするべきなのかを考えながら、充実した1年を過ごせるよう自分なりのスケジュール管理方法を探ってきました。様々な経験は自分のやりたいことをみつけるためにも役に立ちました。
Q就職活動を振り返って取り組んでおくとよいと思うことを教えてください。
A
施設見学です。現場を見ることで自分の働く様子が想像しやすくなり、良い所も気になる所も含めて多くの情報を得ることができるからです。一箇所だけではよくわからないこともあると思うので、複数箇所見学して比較することをお勧めします。それによって就職先の検討をより深めることに繋がります。施設の中を知る機会は就活のための施設見学だけでなく、ボランティアやアルバイトなどもあります。体験することで自分に向いているかどうかを実感でき、よりやりたいことが明確になると思うので、福祉職に関心があるなら、まずはいろいろと体験してみることも良いと思います。
Q就職先を決定するときに決め手となったポイントを教えてください。
A
知的障害者への支援に関心があり、いずれは相談支援専門員として働きたいという思いがあるため、両方のサービスを提供している法人に絞って検討しました。決め手は、旭川荘が運営する施設でのアルバイト経験です。生活支援員の仕事内容や職場の雰囲気を知ることができ、この環境で今後も働き続けたいと感じたため、応募を決めました。それに加えて施設数が多く、様々なサービスを提供しているために、多様な経験ができるのではないかと考えたのも理由のひとつです。
Q就職支援センターをどのように利用していましたか。
A
進路に対する漠然とした相談から、エントリーシートの添削、面接練習でお世話になりました。面接練習では1次試験が終わってから週に1度のペースで対策を行っていただきました。部屋に入室から通しての練習、質問に対する答えの深堀りや派生の質問など、自分一人ではできない練習を行うことができました。また、受験報告書を見て作文や面接の対策を行っていました。何度も就職支援センターに通ったことで、万全の状態で就職試験に挑むことができました。
Q社会人になって取り組みたいこと(キャリアビジョン)を教えてください。
A
障害者支援施設や就労継続支援B型事業所などで生活支援員として働き、現場で提供されている支援や障害者を取り巻く課題を学び、ゆくゆくは相談支援専門員になりたいと思っています。利用者の方への負担が少なく、安心して過ごせる日常生活上の支援の基本を学びたいため、まず介護福祉士の資格取得を目指します。利用者の方を理解し、生活しやすくやりたいことができる環境を作れるような働きかけるができる支援者になりたいと考えています。
Q後輩に向けてアドバイスをお願いします。
A
やりたいこと、興味のあることに積極的に取り組んで欲しいと思います。大学生は自由が多い分、自分から動かないと経験に至らず、チャンスを逃すこともあるのではと感じています。ぜひやりたいことを発信することから始めてみてください。私は口に出したことをきっかけに、新しいことに挑戦することができました。きっと仲間や背中を押してくれる人が周りにいると思います。様々な経験を積んで今を楽しむことが、結果的に自分の武器となり、就職時にきっと役に立つと思います。