就職内定学生インタビューInterview

濵上 奈緒

濵上 奈緒

卒業年度
2019年度
学部学科
医療福祉学部 臨床心理学科
出身高校
岡山県立総社南高等学校
就職先名
大阪保護観察所
職種
保護観察官
Qなぜ本学進学を決意しましたか?
A 私は幼いころから、自分の一部を見ただけで、それが自分の全てだと思われることが嫌で、こうした決めつけがなぜ起こってしまうのかと考えるようになりました。そして、人の行動や考えといった心理学的な分野に関心を持つようになりました。また、自身が精神的に傷つけられた経験から、同じように傷ついてしまった人のこころを支える仕事がしたいと思うようになりました。
本学は、ただ心理学を学ぶだけではなく、臨床現場で用いる心理検査を学ぶことや、多様な臨床現場に触れることができるため、とても魅力的に感じ、進学を決意しました。
Qいつ頃から将来の進路を考え始めましたか?
A
進路を決定し、試験勉強を開始したのは、大学3年次の秋学期からです。それまでは、大学院に進学し、公認心理師になることを考えていました。
進路変更の大きなきっかけとなったのは、精神保健福祉士養成コースでの学びとBBS活動でした。精神保健福祉士養成コースの講義で、これまでの精神障害のある方に対する差別や偏見の実態を知り、「社会での生きづらさをなくしたい」「生きづらさを減らせば、傷つく人も減るのではないか」と考えるようになりました。また、BBS活動で、犯罪や非行の背景には周囲の環境の影響が大きいと感じ、「すべての人が過ごしやすい社会にして、犯罪や非行を防ぐことに貢献したい」と考えるようになりました。こうしたきっかけから、保護観察官の仕事が自分のやりたいことだと確信し、進路を決定しました。
Q大学時代に一番頑張ったことは何ですか?
A BBS活動です。その中でも、特に友だち活動を頑張りました。友だち活動とは、保護観察を受けている少年少女をはじめ、様々な悩みを抱えている子ども達と、同じ世代の少し年長の「ともだち」としてふれあうことを通して自立を支援する活動です。対象の少年少女とのかかわりの中で戸惑うこともありましたが、保護司の方に相談に乗ってもらい、一緒に考えながら活動していました。
Qそこで身についたことを教えてください
A 「BBS会員という自分の立場は、対象の少年少女にとってどのような存在であるか」といった相手の視点に着目すること、自分の言動が相手にどのような影響を与えているか常に考えることの大切さに気付かされました。
Q就職活動時の思い出を教えてください
A 就職活動時は、精神保健福祉士の実習計画書の作成と重なっていて大変でした。しかし、実習計画書を作成していく中で自分と向き合うことができ、自分の思いを話す力が向上したと思います。それは、就職活動においても重要な力だと思うため、すべきことが重なっていて大変な中でも、どちらにも活かせる力は身につくのだと考えて取り組んでいました。
Q後輩たちへ熱いメッセージをお願いします
A 保護観察官になるためには、国家公務員試験に合格する必要があります。私が受験を決意したのは、一次試験の半年前であったため、限られた期間でどのようにして合格できるか考えました。そして、たくさんの人の協力と情報が大切だと思いました。そのため、家族、友人、大学の先生方、ボランティアやサークルでかかわった方々に保護観察官になりたいということをオープンに話していました。そうした行動が、教養試験問題を一緒に考えて下さること、記述試験の添削をして下さることに繋がっていました。また、保護観察所での講演の参加に繋がり、保護観察所長から直接助言をいただくこともできました。一人の力で得られる情報は限られてしまいます。そのため、まずはたくさんの人に夢を語ってみてください。たくさんの人の力を借りることは、夢の実現に必要不可欠であると思います。