先輩からのメッセージ~内定学生インタビュー~Interview

船橋 暖人

船橋 暖人

卒業年度
2023年度
学部学科
医療技術学部 診療放射線技術学科
就職先名
近畿大学病院
職種
診療放射線技師
Q学生時代に最も力を入れてきたことを教えてください。
A 私が学生時代に最も力を入れたことは学業です。臨床実習で、患者さんからの質問にお答えしてもあまり理解していただけないことがあり、自身の知識不足を痛感しました。その経験から患者さんに信頼を得るためにも分かりやすい説明ができる診療放射線技師になりたいと思い、その後は特に学習に力を入れました。講義を受けた後も大学の図書館に残り、学ぶ時間を増やすよう心がけました。また、学んだことやそこからの気付きを友人に言語化して伝えたことで、より理解を深めることができたと考えています。趣味などリフレッシュするための時間も大切にして、充実した4年間になったと感じています。
Q就職活動を振り返って取り組んでおくとよいと思うことを教えてください。
A できるだけ早く動き始めることが重要だと思います。自分自身が将来どのような環境や条件で働きたいのかを明確にして、それに合った就職先をピックアップしておき、選択肢を広げることが必要だと考えます。選択肢を多くしておくことで、受験スケジュールを考えるときも余裕を持って臨むことができます。また、就職を希望する病院や、気になる病院は積極的に見学に行くべきだと思います。自分の目で見て、知りたいことを質問することが大切です。試験の際は緊張しますが、それまでにできることはやっておき、自信を持って受けられるようにすると良いと思います。
Q就職先を決定するときに決め手となったポイントを教えてください。
A 私は診療放射線技師として成長するために、様々な機器に触れ、より多くの患者さんの診療に携わることができる病院に就職したいと考えていました。そのため、総合病院や大学病院に焦点を当てて就職先を探しました。内定をいただいた病院は、がん診療を始めとした様々な医療に力を入れられていることや、大学病院として研究にも熱心に取り組まれていることから、私自身の希望にあっていると感じました。また、病院見学に行き、職員の方々の対応や、病院の雰囲気にもとても魅力を感じ、この職場で働きたいと強く思いました。その気持ちをモチベーションにして、試験対策や学習に力を入れることができたと思います。
Q就職支援センターをどのように利用していましたか。
A 就職支援センターに置いてある、先輩方の受験報告書を活用させていただきました。採用試験に関する情報はインターネットや病院見学だけではほとんど得られないと思います。受験報告書は、問題形式や時間配分、面接やグループディスカッションの内容まで詳しく書かれていたので、とても参考になりました。また、就職支援センターには病院パンフレットなども置いてあるので、自分の知らない就職先について知ることができ、就職先を決める際に役立つと思います。
Q社会人になって取り組みたいこと(キャリアビジョン)を教えてください。
A 入職後は患者さんや職員の方々に信頼される診療放射線技師になれるよう努力していきます。日々の業務をひとつひとつ大切にし、コミュニケーションを取りながら経験を積んでいきたいと思います。学会や研究活動などにも積極的に参加し、学ぶことでより多くの知識を身に付けていこうと考えています。どのモダリティをも扱うことのできる自立したジェネラリストになり、その後は選択したモダリティの専門性を高めることでスペシャリストになれるよう努めます。また、管理職になり、業務の統括や教育などを通じて、患者さんや職員の方々から信頼を寄せられる組織づくりができるよう、真摯に取り組んでまいります。
Q後輩に向けてアドバイスをお願いします。
A
早めの行動とできる限りの準備が、最も大切だと思います。まだ、自分自身が具体的にどうしたいのか決まっていない人もいると思いますが、とにかく行動することで、考えや思いが分かってくるはずです。先生や友人、家族などに相談して、意見をもらうことで気持ちの整理や新しい考えにも繋がると思います。もし、希望する就職先のハードルが高いと感じても諦めず、積極的に挑戦してみるべきだと考えます。弱気にならずに自分のやってきたことを信じて、チャレンジしてみてください。応援しています。