A
システム開発に関連する授業に力を入れました。その取り組みが評価され、川崎学園からの要請で、実習を通じてボランティアとして医療機関連携システムの開発を行うことになりました。このシステムは、連携する医療機関情報の一括管理を目的としたもので、私はリーダーを任され、メンバーをまとめながら検索機能などのプログラム開発から実装を行いました。プログラミング技術を深められるだけでなく、医療機関連携のために必要な要素、システムを導入する行程、システム開発チームをまとめる方法等は、授業だけでは学ぶことの出来ない貴重な体験となりました。実際にシステムを導入することのできたこの経験によって、大きく成長出来たと思っております。
Q就職活動を振り返って取り組んでおくとよいと思うことを教えてください。
A
事前準備やリサーチに取り組んだ方が良いと思います。面接では、受験先についての質問はもちろんのこと、様々なことを聞かれ、掘り下げられます。その時、スムーズに答えるためには、あらかじめ答える内容をある程度考えておく必要があります。受験報告書にある過去の質問や、よく聞かれる質問などを調べ、どのように答えるかをワード等にまとめることで、予想外の質問をされた時でも考えていたことを応用して、落ち着いて回答することができました。準備をしていなければ当日困るのは当然だと思いますが、準備をし過ぎる分には困ることはないので、後悔がないように事前準備やリサーチにも取り組むことが大事です。
Q就職先を決定するときに決め手となったポイントを教えてください。
A
日本赤十字社の理念である「人道」に共感したためです。家族が頭部出血した際、岡山赤十字病院のみが受け入れ、助けてくださいました。私たちが救っていただいたように岡山赤十字病院で誰かの力になりたいと考え、入職を決めました。また、岡山赤十字病院でインターンシップを体験し、災害医療について大変貴重なお話を伺い、災害医療に興味を持っただけではなく、人を助けたいという揺るがない信念を持った日本赤十字社の方たちの下で働きたいと強く考えたのもきっかけのひとつです。
Q就職支援センターをどのように利用していましたか。
A
就職支援センターは、過去の募集要項を調べることや、受験報告書を見るために利用していました。募集要項を見て、過去の募集人数や、日程、募集条件等を把握しました。そうすることで、就活のスケジュール感を掴むことができました。受験報告書は、面接で聞かれたことや小論文のテーマ、適性試験の内容等が書かれたものが何年分もあるので、傾向を把握し、事前に準備するために閲覧しました。特に受験報告書は、過去のことが細かく書いてあるので、就職活動においてとても役立ちました。
Q社会人になって取り組みたいこと(キャリアビジョン)を教えてください。
A
総合職として採用されているため、岡山赤十字病院、岡山県支部、岡山県赤十字血液センターが配属先としてあります。場所が限られていないため、日本赤十字社の事業である救護活動、ボランティア育成、青少年赤十字活動、医療事業、血液事業等の幅広い業務を、長い年月をかけて経験することができます。様々な分野で、知識やスキルを身に付け、ジェネラリストとして成長し、様々な人から信頼される人材に成長していきたいと考えています。そして、それらの活動を通じて健康問題等で苦しんでいる多くの方々の力になりたいと考えています。
Q後輩に向けてアドバイスをお願いします。
A
就職活動をスムーズに行うためには、事前準備やリサーチが本当に大切です。リサーチを行うことで受験先について知ることができ、志望度が高まることもあれば、今一度、進路について顧みることができるのではと考えます。また面接では緊張してしまい、いつもの自分通り回答することは難しいと思います。そこで少しでも自分らしく面接で受け答えができるように、事前にできる限りのことを準備しておくと臨機応変に対応ができ、自分なりに満足のいく面接内容になると感じます。これから始まる就職活動はとても大変で苦しいと思いますが、将来の自分のためにも後悔のないように頑張ってください。応援しています。