先輩からのメッセージ~内定学生インタビュー~Interview

中田 有哉

中田 有哉

学部学科
医療福祉マネジメント学部 医療情報学科(現 医療データサイエンス学科)
就職先名
富士通株式会社
職種
ソリューションエンジニア
Q学生時代に最も力を入れてきたことを教えてください。
A
大学時代所属した陸上競技部で、全国大会に出場した経験が印象に残っています。
「県大会優勝」を目標に活動を開始しましたが、予選突破が難しく、指導者不在の状況での達成は容易ではありませんでした。そこで謙虚な姿勢で人脈を築き、情報収集に努め、「体は3か月で変わる」との信念の基、トレーニングの実施と修正、コンディション・メンタルの調整を徹底しました。チームメイトの応援を受けながら真摯に取り組んだ結果、当初の目標を超えて全国大会や国体に出場することができ、周囲からの評価に自信を持つことができました。
この経験を通じ、「情報収集」「謙虚な姿勢」「実践と修正の反復」の3要素が目標達成には重要であると学びました。現在は日本選手権を目指して活動しています。
Q就職活動を振り返って取り組んでおくとよいと思うことを教えてください。
A
大企業を志望する場合、3年次の夏がラストチャンスだと考えていました。夏のインターン以降は優秀な学生が多く参加するため、ライバルが少ない時期の選考に参加することが大切だと感じます。3年次の夏以降は学歴や部活動の成績、留学経験などがあると精神的に安定すると考えます。私は3年次の夏のインターンに参加し、学部生は私一人のみ、あとは修士生というハイレベルな参加者が集う状況でしたが、学力で劣っていることは受け入れて、陸上部での経験を軸に学びを得る姿勢を大切にしていました。
また、頼れる人を見つけることも重要です。教授や先輩、部活動で出会った方々にサポートを求めることで繋がりが広がる可能性があります。アルバイトや部活動で10歳以上年上の方とコミュニケーションを取ることも良い経験です。最低限の言葉遣い・礼儀を守りつつ、他人に興味を持って人脈を広げ、様々な価値観に触れるようにしてください。
Q就職先を決定するときに決め手となったポイントを教えてください。
A 関東で働けることが決め手です。若いうちに都会で経験を積みたいと思い、特にSIer企業の中で新人研修が充実している点に魅力を感じました。
インターン参加時、メンターから「いろいろ見てきて決断すればいいよ。最終的にうちが良いと思えば来ればいい」との言葉をもらい、早い段階から学生を囲い込もうとする他社の雰囲気とは違い、学生に選択権を委ねる姿勢に共感し、惹かれました。このような環境であれば社内ポスティング制度を活かした柔軟な異動も叶い、自由な社風で成長を図ることができると感じたことも、決め手になった一つの要因です。
また、国内トップレベルの陸上競技部があり、成績次第で実業団チーム入りも狙える可能性があったことも影響していると思います。
Q社会人になって取り組みたいこと(キャリアビジョン)を教えてください。
A まずは配属先で専門用語を学び、必要な資格を習得します。日々の業務に着いていくだけでなく、3年目以降は上流工程にも挑戦し、信頼される存在になりたいと考えています。最終的には「〇〇を任せるなら中田だろう」と思っていただけるよう成長することが目標です。
また、最近よく耳にする「DX」については、単なる効率化ではなく構造から見直し、「今」に即しているか考えることに意味があり、新しい価値を創出することこそが本質であると考えています。実際の業務に携わりながら、単なる改善を越えて『新しい価値』を生み出すことに力を注いでいきたいと思います。
Q後輩に向けてアドバイスをお願いします。
A
大学生活では、大学外で多くの人と交流することをお勧めします。どんな得意分野でも、さらに優れた人がいるもので、そうした人に出会い競い合う中で感じる悔しさが成長の鍵です。頻繁に悔しさを感じる機会があるわけではありませんが、大学生活の中で一度や二度は、心の底から悔しいと感じる瞬間に出会えるはずです。
強い劣等感を感じたら、それがスタートの合図。劣等感を克服するためなら夢中になって努力できるはずです。とことん挑戦してください。一生懸命になりすぎて孤立を感じることもあるかもしれませんが、同じ情熱を持った仲間が必ず見つかります。大いに楽しんでください!!