経済的側面から大学生活をサポートするために、本学ではアルバイトの紹介を行っています。但し、学生の本分は学業ですので、学業に支障が出ないようにするとともに健康をそこなわないように自己管理をきちんとした上で、アルバイトをするように注意してください。
最近ではアルバイト募集が求人誌、ダイレクトメール、携帯電話等さまざまな方法で行われていますので、アルバイトが気軽に出来る環境になっています。しかし、これらのアルバイトの中には募集した内容と実際の労働条件が異なる場合や、危険な労働を伴うもの、不利益な条件のもの、労働基準法に違反したものなど、トラブルの絶えない場合がありますので、学生の皆さんは、十分注意をして、アルバイトを探すようにしてください。また、登録制の家庭教師のアルバイト、路上などで行っている勧誘などには安易に応じないようにしてください。
特に、アルバイトをしようと考えている学生の皆さんは、以下の注意事項を良く読んで学生生活に支障が出ない範囲で計画的に行ってください。
なお、本学では、企業、団体、個人などから求人依頼のあったもののなかで、アルバイト職種制限(大学で紹介しない業務)に該当しないものを「川崎医療福祉大学ポータルサイト」に掲載しています。
アルバイトの期間、就労時間、仕事内容、賃金、交通費、食事の有無、制服の貸与、アルバイト料の支給方法(現金or振込)など、後になって当初の条件と違っていたという事にならないよう、各種条件をしっかり確認してください。口約束でなく、書面で提示してもらうのがより好ましいと言えます。また、“短時間で高収入”などの好条件を提示しているアルバイトには、何か理由があることが多いので注意が必要です。
アルバイトといえども立派な社会人の一員です。川崎医療福祉大学の学生として恥ずかしくない行動を取るようにしましょう。そして、アルバイト先の方に“医療福祉大学の学生はいいね”と言われるように皆さんひとりひとりが心がけましょう。
なお、アルバイトをする際、心がけることとして、“あいさつを欠かさない”ことは当然として、“きちんとした身なり”“言葉づかい”“時間とルールの厳守”“携帯電話や喫煙のマナー”などに気をつけてください。また、アルバイト中、仕事の手順などに不明な点がある時、対応に困った時などは、必ず仕事の責任者の指示をあおぐようにしてください。
アルバイト先でトラブルが起った場合は、雇用責任者・職場責任者との間で冷静に話し合い、問題を解決してください。基本的に大学は介入しませんが、アルバイト先とのトラブル解決が難航しそうな場合は、早めに学生課まで連絡してください。自分にとって不利な決断を迫られた時などは、一人で悩まず信頼できる第三者に相談することで適切なアドバイスを得られる場合があります。
また、賃金の不払い、就労条件が違う等トラブルが生じた場合、アルバイト就労にも労働基準法が適用されますので、会社の住所を管轄する労働基準監督署(岡山・倉敷・笠岡など)に相談することができます。
アルバイト先から急に仕事の応援を頼まれたり、知人・同級生からアルバイトの勤務日を交代して欲しいと頼まれたりした場合でも、大学の講義を欠席してアルバイトに行くことはしないでください。アルバイトの就労時間が多くて十分な勉強ができず単位を取れなかったり、成績が下がったりしても、その結果はすべて自分の責任となります。
大学の成績判定は、厳正であり、このことに対して、大学が事情を考慮して救済措置を取ることは、一切ありません。
友人を無理やりアルバイトに誘ったり、サークルの後輩にアルバイトの参加を強要したりするなどの行為はやめましょう。あなたにとって好条件と思えるアルバイトでも他の人にとっては異なる場合があります。度が過ぎると、交友関係が悪化したり、思わぬトラブルに発展したりする場合もありますので注意してください。
また、アルバイトがどうしても断れないで悩んでいる場合は、学生課に早めに相談に来てください。