学外実習Extracurricular exercises

学外実習の身だしなみ

医療・福祉現場での基礎的・専門的知識や技術の修得はもとより、学外実習ではこれら知識、技術が実際にどのように生かされているか体験し、基礎的事項の理解を深め、応用力を伸ばすことが重要です。そして、各施設内で実際の業務に触れることにより医療・福祉の専門職の自覚を養うことも目的の一つです。目的意識を持って意欲的な態度で臨み有意義なものにしてください。こうしたことから、学外実習時の留意点を以下のとおりとします。

(注)ただし、これは川崎医科大学附属病院「病院実習に係る身だしなみ等について」(指針)を参考にしています。実習施設によっては別の指示がある場合もあります。

服装について

  • 常に清潔に保ち、患者さま・入所者や職員に不快な感じを与えないように注意すること。
  • 実習中は、規定のユニフォーム(シューズ等を含む)を正しく着用し、定められた位置に名札をつけること。
  • ストッキングの色はうすめの肌色とすること。
  • 実習着のボタンは、きちんと留めること。
  • 白衣の下の私服も清潔感があり、華美でないものを着用すること。

頭髪等について

  • 実習生にふさわしい髪型とし、清潔感を保つこと。
  • 頭髪は襟にかからない長さとし、長い場合はきちんとまとめること。髪は自然な色、あるいは自然に近い色にすること。
  • 派手な化粧やアクセサリー等はしないこと。また、爪は短く切り清潔に保つこと。

その他

  • 病院内では患者さま最優先と心得、やむを得ずエレベーターを使用する場合は、エレベーター内での不用意な笑顔や笑い声、私語は慎むこと。患者さまのプライバシーに関する私語は厳禁とします。
  • 指導者の指示に従い、事故が起きないように十分注意すること。(事故の内容によっては、本人だけでなく、患者さまやその他の人を巻き込んだ医療事故に発展するため)
  • 実習中に知り得た患者さまの秘密は決して他人に漏らさないこと。(守秘義務)
  • 患者さま、職員へのあいさつ、会釈を励行し、言葉づかいに気をつけること。
  • セクシュアル・ハラスメントの誤解を受けたり被害に遭わないように毅然とした態度で実習に臨むこと。
  • 自宅から実習着を着けて実習先に通わないこと。
  • 病院内ではいかなる所でも喫煙は禁止です。
  • その他、各実習施設において、それぞれの規則に従うよう配慮すること。

学外実習における
個人情報取り扱いについて

個人情報に気をつけよう

医療や福祉に携わる者として、個人情報の守秘義務、秘匿等の重要性を正しく理解し、一人ひとりが責任ある言動をとる必要があります。施設内はもちろん、移動中の電車内、フェイスブック等のSNS上などでは個人情報に関する会話は厳禁です。万一、実習中に知り得た個人情報を漏洩した場合は、大学として極めて厳しい処分を行うことにしています。また、場合によっては法律により罰せられます。
実習先の病院や福祉施設などには、個人情報があふれています。「ついうっかり」や「良かれと思って」に気をつけましょう。

こんなことには気をつけよう

Q患者さまや利用者を名前で呼んでもいいのでしょうか?
A本人の同意が必要です。他の人に聞こえるような状況で、名前を呼ぶときには、呼んでも良いのかどうか職員の人に確認しておきましょう。
Q病名や治療・介護の内容について
A本人以外の人に聞こえるような状況では、決して口にしてはいけません。廊下やエレベータ内での、不必要な会話は止めましょう。家族や親戚の人であっても、伝えるには原則として本人の了解が必要です。
Qコンピュータの画面も個人情報ですか?
Aカルテなどは当然ですが、患者さまや利用者の方々の姓名・生年月日などが表示されているコンピュータの画面も、個人情報です。他の人の目に留まらないように、しっかりと管理しましょう。
Q見舞い客と思われる人から、入院患者の部屋を尋ねられました。
A答えるためには、原則として患者さまの了解が必要です。教えて良いのかどうか、職員の人に確認しておきましょう。
Q本人から電話での問い合わせがありました。
A本当に本人かどうか、確認する必要があります。ID番号や姓名、生年月日などで確認してから、話をしましょう。
Q家族や親戚の人から、患者さまへの電話がかかってきました。
A原則として、患者さまの了解がなければ、とりつぐことができません。とりついで良いのかどうか、職員の人に確認しておきましょう。
Q患者さまや利用者の自宅に電話しなければならなくなりました。
A緊急事態でない限り、本人が不在の場合には、病院名・施設名や用件を伝えずに、こちらの電話番号と名前を伝えて、先方からの連絡を待ちましょう。
Q病院内や施設内での連絡などにも、本人の同意が必要でしょうか?
A必要ありません。あらかじめ、本人に同意をいただいているはずです。
Qカルテなどを見ても良いのでしょうか?
A実習として認められているなら、もちろん構いません。研修教育機関であることは、病院や施設が掲示して、患者さまや利用者にお知らせしてあるはずです。
Qレポートを書くために、患者さまや利用者の情報が必要なのですが?
A病院や施設から情報を持ち出すときには、氏名やIDを匿名化する必要があります。匿名化すれば、原則として個人情報ではなくなります。
Q姓名が記入されたラベルを貼った検体や点滴ボトルも個人情報ですか?
Aもちろん個人情報です。使用中に他の人の目に留まらないように注意すると共に、廃棄するときには、ラベルをはがさなければなりません。
Qメモ書きした体温なども個人情報ですか?
Aもちろん個人情報です。6か月以上保持しないものは、開示・訂正請求の対象とはなりませんが、廃棄する際には漏洩が起こらないように注意しましょう。
Q第3者への情報提供には、どんな場合にも本人の同意が必要ですか?
A令状がある場合や、本人が意識不明の場合など、同意を必要としない場合もありますが、極めて特例的です。まずは、同意が必要と考えてください。
Q本人の意識がなかったり、障害のために同意の確認がとれません。
A相手と本人との関係を確認した上、必要な範囲で情報を開示することが許されています。
※学外実習において、「こんなことがあって対応に困った」「こんな失敗をして注意を受けた」などの事例がありましたら、教務課までお知らせください。