カルトとは
カルトとは、もともと儀式や崇拝を意味します。これが、特定の人物への熱狂的な崇拝や偏った主義主張に絶対的に服従させ、違法行為を辞さず、人の人生や家庭を崩壊させるような反社会的な集団となっている場合、壊滅的なカルトという意味合いでカルトと呼ばれます。
被害の事例
- 共同生活を強いられ、団体への奉仕活動で授業に出られなくなり、大学を退学した。
- 献金やお布施、物品購入、高額なセミナー参加を強要されたり、マインドコントロールにより違法行為に手を染めさせられた。
- 家族から隔離され、脱会を試みる家族が脅迫されたり、攻撃されたりする被害にあった。
勧誘の特徴
- イベントや勉強会などを通して、カルトとは分からない形で勧誘する。
- アンケートなどへの署名が入会手続きであったので、もう退会できないなどと脅迫する。
- 勧誘者は一般的に優しく親切で、非常に親身にいろいろな相談に応じてくれ、サークルや身近な知り合いを通じて食事などに誘って接近してくる。
- 信じれば救わる、感謝する日が必ず来るなど多人数にかこまれて執拗に説得され、逃げられない雰囲気をつくって入会させる。
- 一定の関係をつくった上で入会させ、脱会することへの恐怖を植え付けながら団体の教えを信じ込ませ、さらに新しい信者を勧誘させようとする。
対処方法
- 親切にしてくれる人からの頼みは断りにくいが、おかしいと思った時は、話の途中でも中断し、勇気を持って「ノー」と言う。
- 「誰にも相談してはいけない」と言われたら要注意。直ぐに、身近な人や大学に相談する。
- アンケートなどに違和感を感じたら、入会届かもしれないので個人情報を知らせないようにする。
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議論はしない。相手は詭弁のプロなので、却って逃れなれなくなる。
「人生の意味に悩んでいませんか。」
「大学生活に悩んでいませんか。」
「新しい出会いをしてみませんか。」
「幸せのチャンスをつかみませんか。」
「合同研修で自己啓発してみませんか。」など