7月23日(水)、医療データサイエンス学科3年次の専門科目「情報技術総合演習」において、成果報告会を実施しました。
この授業では、病院実習で学生たちが実際に見聞きした医療現場の課題をもとに、「あったらいいな」と思える医療情報システムを自ら企画・開発します。報告会では、7チームが自分たちの開発したシステムについてプレゼンテーションとデモンストレーションを行いました。
当日は、1・2年次の学生も参加し、先輩たちの発表を熱心に見学していました。発表を通じて、数年後の自分の姿をイメージし、学びへの意欲を新たにする様子が見られました。また、4年次生も参加し、後輩たちに向けてあたたかい励ましの言葉をかける場面もあり、学年間のつながりが感じられる機会となりました。
質疑応答では、見学者からの質問に対し、開発の背景や工夫した点などを丁寧に説明する姿が印象的でした。課題発見からシステム開発、発表までを自らの手でやり遂げた経験は、今後の学びにも大きく活かされることと思います。
医療とITの融合によって、現場の課題にどうアプローチできるかを学ぶこの取り組みは、医療データサイエンス学科ならではの実践的な学びの場です。今後もこうした教育活動を通じて、医療を支える人材の育成に取り組んでまいります。