2025年2月から3月にかけて実施された健康運動現場実習に参加した健康体育学科4年生による報告会を開催しました。実習は全10日間にわたり、各学生が地域のフィットネスクラブや高齢者施設、医療・福祉施設などの現場に赴き、健康運動指導の実践を通じて多くの学びを得る貴重な機会となりました。
報告会では、学生一人ひとりが実習を通して得た経験や気づき、反省点、そして今後の目標について発表しました。現場での利用者との関わりの中で得た「伝えることの難しさ」や「対象者に応じた運動内容の工夫」といったリアルなエピソードが多く語られ、会場には真剣に聞き入る姿が見られました。
また、今年度実習に参加予定の3年生も多数参加しており、発表後には4年生に対して積極的に質問をする様子も見られました。先輩の経験を参考にしながら、自分自身の実習に向けて具体的なイメージを膨らませる良い機会となったようです。
健康体育学科には、将来さまざまな職種を目指す学生が在籍しています。その中でも『人に運動を教える仕事』として、健康運動指導士の資格取得を目指す学生が対象でした。今回の実習はその第一歩として非常に意義深いものでした。
最後に、実習の受け入れにご協力いただいた各施設の関係者の皆様に心より御礼申し上げます。今後も現場との連携を大切にしながら、学生たちの実践的な学びの機会をさらに充実させていきたいと考えています。
