9月19日(火)に臨床栄養学科主催の特別講演会を開催しました。4年ぶりに1~4年生・大学院生・教員がそろった対面での開催です。本年度は東京工業大学 リベラルアーツ研究教育院から高橋 将記 先生をお招きして、「肥満・糖尿病予防のための時間栄養学」と題し、講演していただきました。
講演では、自分のクロノタイプが朝型、中間型、夜型のどれに分類されるかや、平日と休日の睡眠時間帯が異なる社会的時差ボケに自分が陥っていないかを把握した上で、夜型の人や社会的時差ボケのある人は、肥満や生活習慣病の発症リスクが高くなることや学業成績が悪くなることを紹介いただき、夜型や社会的時差ボケにならないように生活を送る重要性を考える機会となりました。
また、肥満の人で、クロノタイプが朝型の人にはエネルギー量を朝食で高く夕食で低くするように、夜型の人にはエネルギー量を夕食で高く・朝食で低くするように、指導した方が減量効果が高いことなど、ここ10年で明らかになった“人”を対象とした時間栄養学分野の研究成果についても紹介いただきました。
“いつ”、何を、どれくらい、食べるのかが重要であることを考える大変貴重な機会となりました。