臨床栄養学科 学科ニュースNews

2017/06/20 2017年度 臨床栄養学科特別講演会を開催しました

日時 2017年6月14日(水)15:00 ~ 16:30
場所 川崎医療福祉大学講義棟4603号教室
講師 Maricopa Medical Center  Clinical Nutrition 
米国登録栄養士、管理栄養士   
 一政 晶子 氏
テ-マ 他職種協働における管理栄養士の役割

臨床栄養学科では、米国のMaricopa Medical Center Clinical Nutritionに勤務されている一政晶子先生よる「他職種協働における管理栄養士の役割」と題した特別講演会を開催し、臨床栄養学科1~4年次生、教職員ならびに一般の方を含めた200名以上の方が聴講しました。
 講演会では、日本の管理栄養士および米国の登録栄養士(RD)になるまでと実務経験についてお話をいただきました。RDになるには、最低1200時間のインターンシップが必要となります。急性期病院でのRDは、医師の栄養処方が適切であるかのアセスメントを毎日行い、理学療法士・看護師・薬剤師等他職種とコミュニケーションを図り、栄養診断後栄養介入を決め栄養管理を行います。実際に栄養診断のカルテの書き方についてもレクチャーしていただきました。さらに、管理栄養士が栄養管理をするうえで、なぜその栄養管理が必要なのかを説明できる知識と技術が必要である旨をお話しいただきました。
 講演を聴講し、学生はこれから経験する21週間の臨地実習までにしておくべきことの再確認もできたようでした。
 最後に、学生の代表が、この講演会は就職活動を含めた残りの学生生活の推進力になり、将来病院や福祉施設で管理栄養士として社会に貢献したいという旨の謝辞を述べました。
 今回の講演会は、臨床栄養学科教職員のFD・SD研修会でもあり、今後の学生教育に活用できる内容でした。