学修ポートフォリオシステムとは、学生が学修過程や成果を記録し、自己評価するためのツールです。学生本人だけではなく、教職員、保護者も成績等の情報を以下のイメージで参照・利用できます。

以下の機能があります。

1. 卒業（修了）必要単位数・修得単位数

   各学科・専攻で卒業（修了）までに必要な単位数を分野別に確認できます。

2. 同学科（専攻）・同課程内GPAと単位修得状況の分布図

   横軸が修得単位数、縦軸を通算GPAとしたお子様が所属する学科学年全員の分布図です。赤色の○が学生自身、青色の○が同級生、黒色の○が学科の平均です。

3. 成績（GPA）推移

   お子様の成績（GPA）の推移を年度別、学期別、通算で確認ができます。GPAは、学内表彰の基準や、特定のコースでの選抜の指標、各種奨学金・修学支援制度の指標として用いられる重要な指標です。右側の同学科・同学年の平均と比較してお子様の学修状況を確認することができます。

4. 学科（専攻）ディプロマ・ポリシー（学位授与の方針）とGPA

   各学科の専門科目については全ての科目が学科のどのディプロマ・ポリシー（学位授与の方針）の獲得に関係しているか対応付けがされています。その科目をディプロマ・ポリシー別に計算し表示しています。学科平均GPAと比較して強みや弱みを確認することも可能です。ディプロマ・ポリシーとGPAの詳細については、【質問7】をご参照ください。

5. 履修状況・成績

   フィルタで各種条件をコンボボックスで選択することにより、履修中・履修済み科目と、修得が必要な科目の表示をフィルタリングすることが出来ます。フィルタ「学修成果」では、学位取得に関係する科目や、各種資格に必要な科目をフィルタリング出来ます。フィルタ「DP」は学科のディプロマ・ポリシーで科目をフィルタリング出来ます。フィルタ「修得年度」は、「履修中・履修済み科目」を修得年度で絞り込み出来ます。

入学後に送付された「学修ポートフォリオシステム保護者向けログインＵＲＬ・パスワード通知書」に記載されたログインURLとパスワードを入力して、ログインしてください。

ログインURLとパスワードは、セキュリティ維持のために大切に保管してください。また、紛失した場合の再発行方法については【質問4】をご覧ください。本サービスのご利用に費用はかかりません。ただし、インターネットを利用するため、携帯電話での閲覧およびメールに対しては通信費用が発生します。

パスワードの再発行につきましては、個人情報保護のため、公的機関発行の証明書の提出等による本人確認をさせていただくことになっています。パスワード再発行の申込は、郵送のみによる受付とし、窓口・電話・FAX・eメール等での申込は、お受けできないことにご注意ください。なお、申込時に提出していただく書類は、証明書発行以外の目的には利用いたしません。

川崎医療福祉大学事務部教務課宛にフォームよりお問い合わせください。

従来の成績通知書によるお知らせに比べ以下のメリットがあります。

• 各科目の成績や、総合的な成績の指標であるGPAでは、お子様の学科内での成績順位や、講義レベルに適応できているかどうか俯瞰して把握することが困難です。学修ポートフォリオシステムでは、学科内のGPA平均や単位の取得状況が、お子様のGPAとともに表示されていますので、お子様の学科内での相対的な成績や単位取得の進捗が判ります。
• 各科目の出席状況も確認ができますので、大学でのお子様の学修状況の状態を把握することができます。
• 保護者の皆様に、お子様の卒業・留年・資格試験の合否について予想できる情報を提供できます。

ディプロマ・ポリシー

学科等の教育理念に基づき，どのような力を身に付けた者に卒業を認定し，学位を授与するのかを定める基本的な方針であり，学生の学修成果の目標ともなるものです。学科毎にディプロマ・ポリシーは異なります。

成績評価

成績評価については以下の基準で科目ごとにつけられています。

※1

不合格とし、単位は認められません。再度履修することができます。

※2

履修登録した科目で、授業及び定期試験を受けていない場合の評価。再度履修することができます。

※3

他大学等での修得単位。本学卒業要件単位として認められます。

GPA

科目を履修するにあたって、卒業に必要な単位を修得するだけではなく、主体的にかつ充実した学修効果をあげるためにGPA(Grade Point Average)による評価を導入しています。

この制度は大学における学業成績を総合的に評価する指標として、自身の成績や履修状況をより客観的に把握するだけでなく、GPAが3.2以上に達した学生には、履修登録の上限を超えて履修することができるなど学生の学修意欲を喚起する一方で、適切な学修指導や教育の国際化の推進等に活用しています。

履修登録した科目毎の5段階評価を4から0までの点数（GP：Grade Point）に置き換えて単位数を掛け、その総和を履修登録単位数の合計で割った平均点です。