現代医療を支える臨床検査のスペシャリストたち
病気の有無やその程度を調べるために行われる検査を臨床検査と言います。臨床検査は、適切な診断や治療を行うためになくてはならないものであり、主に尿や血液などの成分を調べる検体検査と心電図や超音波検査などを行う生理機能検査があります。臨床検査技師は、臨床検査を行うための専門的な知識と技術を身に付けたスペシャリストです。医療現場では、他の医療スタッフとともに、治療や診断をサポートする重要な役割を担っています。
臨床検査技師の国家資格取得が必要です。本学では大学教員と臨床実習現場の臨床検査技師が連携を取り、臨場感ある講義を行っています。前身の川崎医療短期大学時から、高い国家試験合格率を保っています。
本学では、大学としての専門的教育に加えて、教員と附属病院勤務の臨床検査技師が連携しながら、臨場感溢れる講義実習ができるのが大きな特色です。また2つの附属病院を擁しており、1年間の臨床実習を通して経験を積むことによって、学識と技量に加えて豊かな人間性と高い倫理観をもつ高度専門的医療人の育成をめざします。
1973年に創立された川崎医療短期大学時代から、常に全国平均をはるかに上回る国家試験合格率とほぼ100%の就職率を保ち、多くの卒業生が全国で活躍しています。
自分が報告する臨床検査値が医師の診断や患者さんの治療に貢献しているということにやりがいがあります。
臨床検査技師は、国家資格を持つ検査のスペシャリストであり、医療の中では欠くことのできない責任ある存在です。また、医療の進歩に伴い、知識・技能をスキルアップできることは大きな魅力です。
臨床検査技師は、患者さんと接する機会が多いので、常に相手を思いやるやさしい心と高いコミュニケーション力が必要です。また進歩し続ける医療の世界の中で、積極的に学び、向上し続ける強い意志を持った人を求めています。