こころの声に、しっかり耳を傾ける
いずれも心理に関する専門知識と技能を備える心理専門職としての資格です。「公認心理師」は、心理専門職への社会的ニーズの高まりを受けて2018年4月から養成教育が開始された新しい国家資格です。「臨床心理士」は、1988年以来の実績をもつ、公益財団法人日本臨床心理士資格認定協会の認定を受けた心理専門職です。公認心理師/臨床心理士とも、不登校、子育てや発達に関する悩み、精神障がい、ストレスの問題など、心理的課題を抱える方に対して、カウンセリングや心理検査を含む専門的な知識と技術にもとづいて援助を行います。
多職種カンファレンスに参加しています。さまざまな専門職と意見交換し、こころに寄り添ったサポートを目指します。
電子カルテに情報を記録しています。患者さんの気持ちを専門的な視点をふまえて、わかりやすく伝えます。公認心理師は、所定のカリキュラムを持つ学部で4年間の学びを終えた後、引き続き国の認可を受けた大学院に進学して2年間学ぶか、一定の研修プログラムを整備した病院等施設での2年以上の勤務を経て、国家試験を受験します。臨床心理士については、公益財団法人日本臨床心理士資格認定協会の指定を受けた大学院に進学し、修了後に資格審査(認定試験)を受けます。本学は学部・大学院の両方で公認心理師の資格取得に必要なカリキュラムを整備し、国の認可を受けています。また本学大学院は従来から臨床心理士資格認定協会による第1種指定大学院です。川崎医科大学附属病院及び川崎医科大学総合医療センターでは公認心理師資格取得のための研修プログラムを有しています。本学への入学により、一貫した教育環境のもとで、公認心理師と臨床心理士両方の資格取得を目指せます。
基礎心理学を身につける学内実習から、相談支援や生活支援を学ぶ学外実習まで、手厚く指導し、大学院進学と資格取得(2024年度の公認心理師合格率88.2%(全国合格率66.9%)、臨床心理士合格率80.0%(全国合格率66.1%))をはじめ、現場就職、企業職・公務員等の多様な進路も後押しします(2024年度就職率100%)。教員は基礎から臨床各領域の経験をもつ幅広い陣容です。
総合病院やクリニック・精神科病院などの保健医療分野をはじめ、スクールカウンセラーに代表される教育分野、児童相談所や障がい者支援施設などの福祉分野、家庭裁判所・少年鑑別所などの司法・矯正分野、そして働く人のメンタルヘルスを支える産業・労働分野などをカバーしています。とくに公認心理師は、基礎心理学の基盤の上に臨床の知識と実践力を身につけ、他分野の国家資格取得者と連携して、活躍の場をいっそう広げていくことが期待されています。
心理援助の専門業務は人の一生と広く深く関係しており、子どもから高齢者まで、さまざまな価値観を持つ方と出会います。何かしら心の問題を抱え、複雑な事情が絡み合ってすぐに前に進めない方も多いですが、心理に関する援助によって少しでも悩みが軽くなったり、問題が解決に向かうと笑顔が見られたり、その人らしさが戻ってきます。そんな時はとてもうれしく思います。また、それまでの生き方を、勇気をもって変えていかれる姿を見るとき、感動をおぼえます。
公認心理師になるには、所定のカリキュラムを持つ学部で4年間の学びを終えた後、引き続き国の認可を受けた大学院に進学して2年間学ぶか、または一定の研修プログラムを整備した病院等施設での2年以上の勤務を経て、国家試験を受験します。
臨床心理士になるには、大学卒業後、公益財団法人日本臨床心理士資格認定協会の指定を受けた大学院に進学をします。大学院を修了後、「臨床心理士」資格審査(認定試験)を受験します。
なお、これらを円滑に進めるためには、幅広い教養と豊かな人間関係に支えられた人格的な成長が不可欠であり、大学での4年間はそのための大切な時間になります。