妊娠・出産から始まるあらゆる子どもと保護者の支援
病児・病後児・発達障がい児を含む「あらゆる子ども」とその保護者を支援するため、妊娠中の母親をはじめ、主に小学校就学の始期までの子どもに必要な相談援助・保育・幼児教育等を一体として、切れ目なく提供することのできる人材を目指します。
保育士は保育士資格、幼稚園教諭は幼稚園教諭免許状、保育教諭はその両方を取得します。2018年4月には本学敷地内に「幼保連携型認定こども園かわさきこども園」を開設。医療福祉大学として、医療・福祉・ソーシャルワークに強い「子ども支援者」を育成します。
現在、日本は国をあげて、幼児教育の無償化や、妊娠・出産から始まる母親の支援、虐待の防止等、子どもや保護者の支援に本気で取り組んでいます。
子ども医療福祉学科は、日本初の「保育士」「幼稚園教諭」に加え、「精神保健福祉士」の資格が取得でき、これらの課題に対応できる学科です。
前身の医療保育科は、約30%が公務員等に就職しており、本学科ではさらに前進します。
子どもはただ可愛いだけの存在ではなく、泣いたり、怒ったり、すねたり、喜怒哀楽を私たちにぶつけてきます。また、園で見せる姿と家で見せる姿が異なっていることもあります。そういった姿を同僚や保護者と共有し、私に何ができるかを考え、子どもの成長・発達のために協働していくところにやりがいを感じています。
一言でいうと「子どもの成長に立ち会えること」です。毎日の生活の中で、“こんなこともできるようになった”“あんなことも言えるようになった”子どもの姿に出会うことができます。最初はできなくても遊びを繰り返す中で覚え、私たちや友だちにそれを伝えようとする子どもの姿に愛おしさを感じています。
子どもは年齢が低ければ低いほど、遊びに集中する時間が短いです。遊びに集中していない時間に友だちとのトラブルが起こったり、しなくてもいいケガをしてしまったりすることがあります。子どもの発達を促し、遊び込むことができる遊びをどのように提供するか、日々勉強です。